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みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
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kaoritaly@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2009.11.21
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カテゴリ:洋画(あ行)

原題: INGLOURIOUS BASTERDS

監督・脚本 : クエンティン・タランティーノ

出演 : ブラッド・ピット 、 メラニー・ロラン 、 クリストフ・ヴァルツ 、 ダニエル・ブリュール 、 イーライ・ロス 、 ダイアン・クルーガー 、 ジュリー・ドレフュス


鑑賞劇場 : TOHOシネマズ日劇
(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 5本目)

公式サイトはこちら。



<Story>


1944年6月、ドイツ占領下のフランス。
映画館主のミミュー(メラニー・ロラン)はドイツ軍の英雄フレデリック(ダニエル・ブリュール)に言い寄られ、挙げ句にナチスのプロパガンダ映画をプレミア上映させられることになった。
その事実をつかんだイギリス軍はナチス諸共映画館を爆破すべくアルド中尉(ブラッド・ピット)率いる“イングロリアス・バスターズ”を動員し、スパイのブリジッドと接触を図らせる。
一方ナチスでは“ユダヤ・ハンター”の異名をとるランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)が動き出し…。


イングロリアス・バスターズ - goo 映画
イングロリアス・バスターズ - goo 映画




<感想>

タランティーノ作品はどっちかというと苦手なジャンルなんですが、やはりどうしてもブラピに惹かれてしまいました(笑) 友人たちとワイワイ鑑賞。 土曜にそんなことは珍しいんですが。。。
公開初日から4日間、1時間以上鑑賞して面白くなかったら全額返金します、なんて前代未聞?の企画なんかも、相当自信ありそうとも思いましたしね。 もっともフリーパスなんで私はもともとタダですが。。。


これ、もしかして私があんまり好きじゃない、「ヨーロッパ舞台なのに全編英語なハリウッド映画」なパターンかと思ったらそうじゃないんですね。 ちゃんと独・仏・伊語も使用。 これはよさそう! と思いました。 そういうところがきちっとしていないとリアリティ出ませんから。
とは言っても設定はたぶんありえなくて、8名のナチのバスターズだったら、たぶんこんなに活躍する前に壊滅されてしまいそうなのですが、そこは置いといて。。。
ただし全員が(アパッチはちょっと不明でしたが)ユダヤ系であったり、ゲシュタポに恨みを持っている設定というのはうまいと思います。 このあたりの伏線はちゃんと張られてるんですよね。


映画は3時間弱というかなりな長丁場、第5章にまで分かれているんですが、そのどれをも丁寧に描いていくことによって、クライマックスに全部つながってくるんですね。 初めのドレフュスの悲劇なども、一体これがどうして・・・? とも思わせるんですが、それだけじゃない、全てのシーンの長さが無駄じゃない。
第1章もそうですが、地下の居酒屋のまったりとしたカードゲームなんかも、人物たちの内面のイライラや、これから何か起こりそうな不穏で不気味な空気を焦らすように出して来てて、観客もその中に引き込む効果が出ている。




イングロリアス・バスターズ
(C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.





月並みな表現ですが、登場人物たちはすごくみんなよかった! 中でも私が好きなのはメラニー・ロラン。 彼女の内なる闘志が、美しさにうまく紛れてしまって敵を欺くのなんてよかったなー。 殺風景な中に鮮やかな赤いドレス、赤いルージュ。 視覚効果もよいんですよね。
フレデリックみたいなのにしつこく言われるなんて絶対彼女にとっては論外なんだと思うんだけど、それを引っ張ってリベンジに利用するところもわかるなあ。


そして、カンヌで見事主演男優賞に輝いたクリストフ・ヴァルツ(ランダ大佐)の器用な悪役ぶりも凄かった。 何よりも語学が堪能っていうのがいいじゃないですか。 ちゃんとイタリア語はペラペラなところなんかも笑わせてくれるし、そうかと思えば隙のないナチの非道ぶりもあり、間抜けなビンゴもありと、ベテランの多才さを見せつけてくれたように思います。


肝心の(笑)ブラピ。 彼の出番はどっちかというと少なかったですが、それでもインパクトで持って行ったように思います。 脇が甘いところなんかは『バーン・アフター・リーディング』のお笑い系を彷彿とさせますね。 でもやっぱり彼は観ているだけで楽しいし華やかだし。
他にもダイアン・クルーガーはさすがのスター女優って感じでしたし、ダニエル・ブリュールのウザくて自信過剰な「勘違いちっくな英雄」も、こっちを充分イラつかせてくれて(笑)よかった。


ストーリー的には架空なんだけど、こういう展開ってナチスに恨みがある人たちにとってはかなり溜飲を下げることができるんじゃないでしょうか。 人道にもとる罪は永遠に消えない、その認識を痛烈に見せつける本作、こういう風にしてほしかったと思ってしまう人は多いかもしれません。 映画でならそれは可能だし、その想いをブラックコメディに乗せてちゃんと再現したということで、タランティーノ監督の凄さを改めて感じました。





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今日の評価 : ★★★★★



   













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Last updated  2009.11.22 09:13:07
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