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2009.11.26
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カテゴリ:洋画(か行)

原題: UP

監督 : ピート・ドクター

脚本・共同監督 : ボブ・ピーターソン

声の出演 : エド・アズナー 、 クリストファー・プラマー

試写会場 : 東京厚生年金会館

公式サイトはこちら。



<Story>


78歳のカールは、一人暮らしの孤独な老人。
彼には、「いつか叶えよう」と亡き妻と誓ったまま、諦めかけていた夢があった。
それは、二人で冒険の旅に出ること。妻の思い出でいっぱいの家から引き離されそうになった時、カールは旅立ちを決意する…家と共に!

[ 2009年12月5日公開 ]

カールじいさんの空飛ぶ家 - goo 映画
カールじいさんの空飛ぶ家 - goo 映画





<感想>

とっても愛らしい感じの、カラフルな予告編は今年の夏くらいから劇場でもよく見かけていて、3D予告もなかなかよく、TIFFでもクロージング作品になったりと何かと話題の本作。
大変楽しみにしておりまして、試写に行ってきました。
厚生年金ですので2D・字幕版です。
大変大勢の来場者で、入場の列が途切れず、試写会開始時刻が遅れるほどでした。



最初に流れたのは、おなじみピクサー同時上映の短編アニメ「晴れ ときどき くもり」でした。
これ、10分くらいかな?
でもとても可愛らしかったです。
みんながみんな、同じようにできるわけではない。 だからできない時には支えてあげたい。 そんな優しさがさりげなくちりばめられた作品でした。



そして本編です。
予告通りの映像が続きます。 すなわち、カールじいさんと妻のエリーの出会いと別れが簡単に語られます。
この、「簡単に語られる」部分が、ほぼ劇場予告と同じなのが気になりました。 少しエピソードを付け足したくらいです。 エリーの人柄がよくわかるのはとてもよかった。 2人の人生の中のいろいろな軌跡がわかりますが、ここはもうちょっと長くてもよかったかもしれないかなあ・・・?
若き日のカールじいさんのセリフがあまりないので、今1つ彼のキャラクターが伝わりにくいかもしれません。 外見がカクカクしているので、黙っているとどっちかというと「頑固」に見られがちなので、少し若き日の人柄がわかってもよかったかも。


そして、いろいろいきさつがあってカールじいさんは家ごと旅に出ます。 このあたりのツッコミはあまりしない方が粋なのかな? 笑
まあ科学的に考えたらあり得ない飛行ですので。
この飛行もエリーとの約束を果たすものなので、想定としてはあくまでもその範疇での鑑賞が求められそうです。
エリーが好きだった・・・ のはわかるんですが、カールじいさんがあまり言葉に出さないので、沈黙のうちに読みとってほしいようにも思えてしまうんです。 それが狙いではあるのでしょうけど。


そして旅に出た先での出来事なんですが、これが予告のほんわかとした幸せな思い出とは真逆。
高いところの飛行なんで、見た目は華やかでも実際は気圧の関係?などでとてもしんどそうです。
そもそもカールじいさんが旅に出ざるを得なくなった理由も、トンデモなく辻褄が合わないもので、こんなに老人に対して冷たい国はないんじゃないか、老人イジメ? とでも思いたくなるような展開。 アメリカの現実だとすれば笑えない話ですが。
そして出くわすものもどれも苛酷・・・。 
特にチャールズ・マンツが、ラッセルやカールじいさんに対してする行動、極めつけは銃の扱い方なんかは、アニメーションにも関わらずノワールもののギャングのようでした。 老人や子どもにそんなことするなんて、と、ちょっとピクサーらしくない描写を感じました。
そして手下の犬たちもどいつもこいつも陰険というか意地悪というか、冷たい空気を醸し出してしまっていて、どうにもこの一派にはなじめない。 最後までこの敵対する一団が生み出す、暗く重苦しい空気に引きずられてしまいます。
ラストも、達成したという爽快感よりも、何もかもがボロボロで満身創痍で。。。 というイメージの方が大きくなってしまうんですね。
エリーとの思い出や、愛情というよりは、そちらが心に残ってしまいます。 途中から、「陰惨なので早く終わらないかな」と時計見っ放しでした。



PIXER作品は、 『レミーのおいしいレストラン』 『ウォーリー』の2本を鑑賞していますが、これはどちらも単純にストーリーの中に入りこめて共感できました。
ですがこの作品は、予告と内容とのギャップが大きすぎ、落ち着くところには落ち着くものの、どうにも後味の悪さが残ってしまいます。
最初の短編の「晴れ ときどき くもり」が、同じ空を題材にした、ほのぼのとした作品なだけに、この雰囲気ですっきりと進むのかなと思うんですが、そうではありませんでした。 
チャールズ・マンツの表情なんて、感受性の強い幼児さんなら泣きだしてしまうかも。 とは言っても子どもはすぐに忘れますから、ケロっとはすると思いますので、それでもよければというお子様連れならこの映画の鑑賞はいいのではないでしょうか。





***********************************




今日の評価 : ★★☆



   













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Last updated  2009.11.30 12:39:13
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