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rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2010.04.07
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監督 : 谷口正晃

原作 : 筒井康隆

出演 : 仲里依紗 、 中尾明慶 、 安田成美 、 勝村政信 、 石丸幹二


鑑賞劇場 : 横浜ブルク13

公式サイトはこちら。


<Story>


高校卒業を間近に控えた芳山あかり(仲里依紗)は、春からの新生活に対する期待に弾んでいた。
そんな中、母・和子(安田成美)が交通事故で昏睡状態に陥る。
和子は初恋の人・深町一夫(石丸幹二)にメッセージを伝えるため、時を越える研究をしていた。
あかりは母に代わって1972年にタイム・リープを申し出る。

あかりのタイム・リープは成功したかに見えたが、なんと誤って1974年に飛んでしまう!
果たしてあかりは深町に出会い、母の想いを伝えることができるのか…?

時をかける少女 - goo 映画
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<感想>

実は原田さん版、細谷さん版ともに未見。
でもあらすじは大体ついていけそうなんでOKかなと思って鑑賞してみました。


安田さんが和子なんだあ・・・ と思いながら観てました。 これがもし原田さんだったりすると凄いのかもしれないけど、いろいろあるからそれは無理なのかな。
ですけど安田さんは安田さんで、いいような気がしました。 娘とこういう距離取れる親っていいですね。 自分は娘がいないからそこら辺はわかんないけど。
原田さんも、安田さんも、デビュー当時をよく覚えているだけに、そっかぁ自分も齢取る訳だよなあ。。。 って余計なところで感慨に耽る。 苦笑
前作を観てないのでわからないのですが、記憶がなくなっていたのに一夫の写真で思い出してしまったんでしょうか。
例えば音楽でも、香りでも、街並みでも写真でも映画でも、何でもいい。 何かの拍子にその当時にフラッシュバックしてしまう瞬間。 その時に戻って、やり直したいことがある。やり残したこともある。 ずっと昔から抱えてきた宿題のような、しかし熱い想いやこだわりに似たものが溢れ出てきてしまう。 人間はそんな生き物らしい。


その母親の意思を娘が代わりに実現させたいっていう設定もありかなあと。 何てママ想いの娘なんだ! いいなーこういうの。 基本的に子どもは優しいんだなとは思っていますが、うちの子はここまでやってくれるかな(笑)
そうやってあかりが飛んだ世界は昭和40年代。 自分もかすかにその名残は覚えているとは言え(笑)、こうして小道具から建物からクルマから街並みから再現されているのを見ると改めて凄い。 最もCGもあるのでしょうけど。。
カレンダーの変色っぽい色調とか、細部にまでこだわった背景は一見の価値あり。


そしてここで出てくる涼太くんが、中尾くんの実年齢よりもちゃんと大人っぽく見えているのはすごく大事。 中尾くんは実は「金八先生」しかちゃんと演技を見てないんですが、いい役者さんになりましたね。
僅か30年前、40年前であっても、今の世代よりは昔の方が確実に「大人」であったし成熟していた。 そんな雰囲気が出せることは重要です。
そこにリープしてきたあかり。 今どき女子高生っぽい視点も残しつつも、本来持ち合わせている古風な一面もきちんと見せている。 
仲里依紗の躍動感、そして主題歌や挿入歌担当のいきものがかりの伸びやかなサウンドも、ただ単に旧いものに戻っただけではない、そこから新しいものを生み出す映画に仕上げるにふさわしかったのではないだろうか。


タイム・パラドックスの法則がある限り、決して壊すことはできないorderが存在する。
その掟の前になすすべもないまま、時に引き裂かれそうな感情に苛まれつつも、
日常に還っていく登場人物たち。
想いというものの力強さはここまで人を動かすのだろうか。 そう感じた作品でした。




**********************************



今日の評価 : ★★★☆ 3.5/5点



  

 












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Last updated  2010.04.10 18:25:44
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