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監督 : 原恵一 原作 : 森絵都 脚本 : 丸尾みほ 試写会場 : よみうりホール 公式サイトはこちら。 <Story> 「おめでとうございます、抽選にあたりました!」 突然現れた天使により“ぼく”の魂は、自殺してしまった少年“真”の体にホームステイすることになる。 現世に戻る再挑戦のために真として生活をはじめた“ぼく”は、やがて彼が死を選んだわけを知る。 最初は気楽なホームステイだったが、真と同じ立場で彼の生活を体験する中で、“ぼく”はこの再挑戦の本当の意味を考えはじめる。 [ 2010年8月21日公開 ] ![]() カラフル - goo 映画 <感想> 原作、また原監督の過去作品共に未見。 文芸ものをアニメに映画化というのも珍しい感じなので興味ありました。 森絵都さんは数作品読みました。 印象としては「中学受験頻出作家」なんですよね。 少年少女の成長がテーマというのが非常に多く、国語の問題によく出題されます。 なので映画化しやすいのかもしれません。 本作では、プラプラという「天使」(でいいのか?)が出てくる、 あとは死語の世界などの描写もあるため、実写よりもアニメの方がすんなりと入って来そうな気もします。 子どもたちも今はストレスにさらされ、受難の時代です。 たぶん何のストレスがなく学校生活を送っている子は皆無かと感じます。 いじめは昔からありましたが、こうも日常化していて、することされることが当たり前になると、 もう良心の呵責というものはほとんど感じないのかもしれません。 ひたすら被害者だけがその痛みを背負い、自分を透明にしていくことで痛みから逃れようとする。 それしか対処法がない。 生まれ変わるチャンスをもらった「ぼく」は、「真」の身体を借りてそれにふさわしいかのテストをする、ということですが、 真の事情を知って行くにつれ、だんだん目線が真になって行く訳です(これは当然ですが)。 そして真が生きていた世界で、真が得られなかったものを感じ取って行くことになります。 学校生活で一番みじめなのは、移動の時や休み時間、放課後に 居場所がないこと。。。 というのを子どもたちは必然的に思い知っています。 これは辛いものです。 真を通じて初めて知ったもの、それは「友達」でした。 「ぼく」は、自分の将来よりも、今を生きることを選択していきます。 それは、今が楽しくて充実していれば、おのずから将来にもつながるのではないかということを、本能的に悟ったからなのでしょう。 それほど、成長期の子にとって、友人と過ごす時間はかけがえのないものなのです。 自分の子と重ね合わせてもよくわかります。 「真」にとって、自殺を決意させるほど重要な事件ですが、 これが間髪入れずに起こってしまうのがどうも・・・ とも感じます。 ひろかはまだ心境を出すのでわかりますが、問題はもう1人の方で、 どうしてそのようなことをしたのかが明確になってなかったように感じます。 実はここが「真」が成長するにあたってのキーとなるようにも思ったんだけどね。 なんかあやふやじゃなかったかなーと。 話としてはとても納得のいくものなのですが、そのパターンに落ち着くかなということが 割とすぐわかってしまい、『サマーウォーズ』のような新鮮な驚きとはまた別のような気もします。 こちらが原作ありき、そしてシュールなので致し方ないとは思いますが。 東急大井町線近辺が舞台で、かなり細部にわたって細かく描かれていて、 二子玉川駅の再開発の、建築中のビルまでそのまま描かれているのにはびっくりしました(笑) 駅なんかも、工事中まで写真みたいで面白かったです。 等々力渓谷が涼しそうで行きたくなっちゃいますね。 他にも懐かしい玉電(乗ったことないですよ。 笑)にまつわるお話など、マニアにとってはかなりそそられそうな要素もありました。
今日の評価 : ★★★ 3/5点 [邦画(か行・さ行)]カテゴリの最新記事
割と良かったと思うのですが、全体的に長かった気がします。
淡々と日常が進むので少し間延びした気も・・・ もう1人の方がねぇ・・・ 一応の理由は推測できますけれど、言い訳にはならないですよね。 そいうタイプの人に見えなかったですし・・・(Aug 18, 2010 12:43:36 AM)
こんにちは~
長さは私も感じてしまいました。 90~100分くらいでもよかったですね。 行動はその人が決めることなので仕方ないとは思いますが、説明なしにぽーんと投げられてしまうと、 かなり戸惑ってしまいます。 (Aug 18, 2010 09:11:28 AM)
たしかにラブホ前でのダブルパンチはさすがに無理がありましたかね。
原作のままなんですが、別の表現があったかもしれません。 まあそれほどにあり得ない状況だからこそ自殺を決意するに至ったとか・・・。 二子玉にはまったく縁がありません。 へえ、そうなんだ~。そんなに描き込まれているとなると、 知ってる人にはそれだけでも楽しそうです。(Aug 21, 2010 10:26:24 PM)
こんばんは~
そう、あれはそんなに立て続けですとタイミングよすぎです。。。 ありえない。。。けど原作ありき? このままかな。 二子玉川のあたりは結構乗りますので、あの建設中のビルの様子なんかはもう感動ものです(笑) もう大体出来上がってますよ。 (Aug 22, 2010 03:13:21 AM)
お母さんに関しては語らず。
もっとも語ったところで何の意味ももたないでしょうからそれもありなのかとは思います。 それよりも私が痛かったのが、真が「あんたとこうして飯食ってる~~」のシーン。プラプラが「よせっ!」って止めてましたけど、自分の母親を泣かせることほど後味の悪いことはないと思ってるので。 にしても二子玉まわりが恐ろしくリアルでしたね。あれは知ってる人しか解らないけど、解っててみると何でそこまでこだわったんだろうって。(笑)(Aug 22, 2010 10:31:20 PM)
こんばんは~
意味ないですかあ(笑) 意味ないのかなあ・・・? 原作でもほぼノータッチみたいですね。 その心情は、友情の映画には必要ない、他でやってほしいという感覚なんでしょうね。 原作ともども。 死んじゃうくらいだから大事なのでは? とも思うのですが、結局友達とのことで救われて行きますから、親はやっぱりいらないようです(爆) (Aug 23, 2010 12:02:05 AM)
こんにちは。
真は、早乙女くんという友達ができて、人生が変わったとも言える喜びや自信を感じることができて、 その時の彼の気持ちを想像するだけで、溢れ零れる涙を止められなかったです。 わが家も息子が辛い思いをした経験がありますが もう10年以上経ち、今は友達に恵まれていても、当時を思い出してわたしはほとんど号泣状態だったのですから 現在、実際にわが子が学校に行き難い、教室に居辛い思いをしていたら、 この作品はどう見えるだろうと思いました。 シャープペンはもちろん、彫刻刀で背中をプスッ…とか、 今も思い出したくない出来事が多々ありましたからね。。。 でも、それとは気持ちを切り替えて作品を観れば、 アニメーションならではの作品の作り方、背景や人物の描写など、 観てよかった作品でした。(Sep 2, 2010 04:55:23 PM)
こんにちは~
悠雅さん本当にお辛かったのですね。 お気持ちわかります。 子育てはいろいろありますね。 うちも、ちょこちょこ、2人男の子なのでいろいろあります。 ここにはいちいち書きませんが。。。 まだまだ、いろいろなことに近すぎるのでしょうね。 自分が。 少し離れてから見たら、印象変わると思いました。 ですが、長男には、これは友達と一緒に観に行くといいよ、と勧めておきました。 ふーん、とか言ってましたが。。。 (Sep 3, 2010 06:07:05 AM) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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