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テーマ:映画館で観た映画(8356)
カテゴリ:邦画(や行・ら行・わ行)
監督: 東陽一 出演: 浅野忠信、 永作博美、 市川実日子、 利重剛、 藤岡洋介、 香山美子 公式サイトはこちら。 <Story> 今度こそやめると誓いながら、今日も深酒を重ねる戦場カメラマンの塚原安行(浅野忠信)は、吐血し救急車で病院に運ばれる。 アルコール依存症が原因で、漫画家の妻・由紀(永作博美)とは離婚していた。 そんな安行を母の弘子(香山美子)は治療のために入院させる。 精神科を経てアルコール病棟に移った安行を由紀と子どもたちが見舞う。 家族の支えや入院仲間との交流で少しずつ快方に向かっていると思われたが、安行の体はすでに別の病に冒されていた。 酔いがさめたら、うちに帰ろう。?-?goo?映画 <感想> 東京国際映画祭で見送った作品。 でも西原理恵子さん関係のお話なので観たかったんですよね。 上映館が少なくてもうすぐ終了しそうなところでようやく行きました。 それにしても、西原さんのお話は各所で映画化されてます。 『女の子ものがたり』 『パーマネント野ばら』 そして来年には、『毎日かあさん』も公開になります。 立て続けに映画になったりして、何がそんなに共感を呼ぶんだろうとも思いますが、 困難な状況下でも、家族の絆を忘れずにいるっていうところがいいのかな。 夫がアル中。 手のつけようもないくらい暴れ、 命に関わる症状なのに隠れて酒を飲むのを止めない。 自分が由紀だったらどうしただろうと思う。 自分達の生活は自分が支えないといけない。 でも夫は問題を起こして暴れる。 子どもたちのことを考えないといけないし。 ですがそんな夫でも、1度好きになった人だから、 そう簡単には見捨てることはできないんでしょうね。 アル中患者治療専門病棟の内部事情を、詳しく見たのも初めてで、 そこはそこで1つのコミュニティがある。 ですがこれだけ個性の強い患者ばかりが集まれば、何もない方が不思議なくらい。 そういう難しさを、個性派の役者さんがうまく演じていたと思います。 女医役の高田聖子さんも、ぶっきらぼうな感じがさすがだなと。 どんなに身体を痛めつけて入院しても、最後までちゃんと、 そーっと見守っていてくれる家族がある。 やっぱり、愛していないとできないことかもしれません。 こんなに愛された鴨志田さん(安行)は、幸せだったと思います。 死の影を自分の中に見ながらも、家族を愛し、そして最後は 家族の下で旅立って行けた。 見捨てられてしまうことの多いアル中患者だけに、 安行も由紀たちも、お互いに受け入れることができたのはよかった。 こどもたちも健気でした。 特に、泣いた顔を見せたことがない・・・ という妹ちゃんの演技、いじらしかったです。 今日の評価 : ★★★★ 4/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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原作、意外なほどの軽くて面白いです。鴨志田さんの人となりがとても良く解るんでお暇な時にでもどうぞ^^
映画では永作さんがフィーチャーされる割合が大きかったと思います。その分アルコール病棟の描写がバッサリと言う感じにアレンジしてありました。 『毎日かあさん』、実はもう観ています。両方併せて見ると面白いです。あっちは西原さん視点、こっちは鴨志田さん視点で同時期の事が語られるので。^^ (2010.12.25 23:34:26)
「アルコール病棟には美人看護婦を必ず1人以上設置する事」この映画の教訓はこれに尽きる。
あ、あと、カレーが食えて幸せな自分を噛みしめないといかんですね。 (2010.12.26 23:35:35)
こんにちは~
美人看護婦ってーのは、男の願望ですかね?(笑) 自分だけカレーNGって言うのは空しいよねー。 カレーはいつでも食ベられることができるようにしておきましょう(笑) (2010.12.27 12:58:08)
見てこられたんですね!
私は、試写会に行っちゃって正解でした。 (そのあとは、とても見に行く時間と気力がなかったから。) 娯楽としての映画、としては、なかなか面白い出来あがりでした。 終わり方も、私は好きな感じでした! でも、西原さんが試写会でおっしゃられていらしたように、現実は、もっともっとすさまじかったかと… 心が痛くなりました。 (2010.12.28 23:41:40)
こんにちは~
この前に『ソーシャル・ネットワーク』の試写会があって、 途中下車したところでこれを上映してて、 すごい迷ったんだけどレイトショーに行ってしまったわ(笑) 行けるときにいかないと、行かないですよね(笑) > 娯楽としての映画、としては、なかなか面白い出来あがりでした。 >終わり方も、私は好きな感じでした! そうですよね。 現実としてどう対応するか。 そしてこれからどうしていくか。 淡々と描いていました。 > でも、西原さんが試写会でおっしゃられていらしたように、現実は、もっともっとすさまじかったかと… >心が痛くなりました。 ----- ですよね。 映画はあくまで映画ですから。 (2010.12.31 11:01:43) |