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カテゴリ:水のメモ
もちろんAIGやニッセイのことではない。

国民が加入する「けんぽ」こと健康保険のことだ。

日本はオバマ米大統領やヒラリー・クリントン議員が模範とする国民皆保険制度が機能しており、原則として健保にさえ入っていれば、民間生保会社の医療保険の類は要らないといっていい。

米医療保険法案が成立へ=「国民皆保険」へ歴史的転換-下院が賛成多数で可決
(2010/03/22 時事com)


・特に健保の高額療養費制度(いわゆるキャップ制度)は、意外に知られていない。

通常とても負担できない自己負担150万円(元は500万円の治療)の医療費がかかっても、9万円以上は健保が保証してくれる。
(保険料・・・収入によって若干異なる)

つまり、正規の治療を受けている限り、高額医療の心配はほとんどない。

・医療保険には「給料保証」的なオプションも着いているが、実はこれも健保が保証してくれる

具体的には、健保の傷病手当金によって、それまでの給料の2/3の金額が1年半にわたって支給される。
(もちろん返済義務無し)


・健保は保険対象外の「出産」にも手厚い保障がある。

正常分娩による出産は保険対象外でざっくり40-60万円。

「出産はお金がかかる」イメージがある。

しかし、国の少子高齢化対策にもとづく勧告を受け、健保の出産一時金は42万円にアップした。

※ただし、42万円は「産科医療補償制度」に加入している病院、助産院で分娩した場合。
それ以外(いわゆる産婆さんに取り上げてもらった場合など)は38万円。

これらの費用は「出産費未払い」に苦しんできた医療機関にまず支払われ、差額がプラスなら返還される。

さらに事前支払い、出産後支払いをえらべるので、手元にお金がなくても出産に望める。

また、健保からは育児休業中に出産手当金として給料の2/3が約100日間支払われる。
(出産前42日+入院日数+出産後56日)

こちらも健保に加入していれば、非正規・正規を問わない。

もちろん、この間、健康保険料は免除される。

さらにその後の育児休暇中には、雇用保険から育児休業基本給付金として給料の1/2が支払われる。


・そうすると「じゃあ、民間保険会社の医療保険は要るのか?」という疑問もある。

個人的には非常にシンプルな医療保険を「現実保険」として。

ガンや身体障害などが心配症な人だけに、特殊な保険が「安心保険」としてあればいいと思う。

例えば、健保でサポートされない入院中の食事代、ベッド代(5000-6000円/日)をサポートする保険に入ることは「現実保険」として有効だろう。

しかし、全体として保険料が実際の支払い金を上回る現状を考えると3000円/日の医療保険に入って、あとは貯蓄しておく方がずっといいとも思う

貯蓄、キャッシュなら、医療費にも回せる。

若い家庭で「家族を養っている、オレが倒れたら・・・」という方の気持ちもよく分かる。

その分は「安心保険」として6000円/日や8000円/日の医療保険に入るのも良いだろう。


・ただし、統計的には「高い保険料を貯蓄に回した方が安上がり」ということは憶えておこう。

特に若いときは病気にかかる確率も低く治るのも早い。

特に、次の統計に基づく格言は憶えておいてほしい。

生涯の医療費の90%は最後の1年に使われる


※アメリカでは総医療費の95%が最後の3ヶ月に使われるという統計もある。


・まともに働いた人なら(よほどの延命措置をしない限り)、晩年のこの対応できるだけの貯蓄と保険があるだろう。

そうでない人や雇用が安定しない人は、病気と老後の不安のために高い保険料を「安心保険」として支払うかもしれない。

だが、日本の健保は世界最強で、非正規雇用の人も健保と雇用保険に入っていれば、少なくとも生死にかかわることはない。

民間保険も、県民共済、全労済などの非営利(財務体勢や支払い状況は概ね良好)な安い保険を付け足せば、もう病気の治療にだけ専念できる。

(海外では民間保険の質次第で本当に生死が左右されるが・・・)


世界最強の「健康保険」

その基本は「皆(かい)」保険制度という非常に日本独自の社会主義的システムにある。

ヒラリー・クリントンは日本の制度をアメリカに導入するという公約を掲げたが、TV討論で議員だか専門家だかにこう批判された。

あれは競争原理、自由主義をある程度抑えられるだけの理性をもった日本でのみ成り立った制度だ。

多国籍、多価値観、自由主義(すぎる)であるアメリカにはなじまないよ・・・と。


この指摘は正しいだろう。

少なくとも今日まで日本では

「オレは全然病気にかからない!ケガもしない!将来子供も作らない!
 だから健保は払いたくない!」

という人はごく少数で

「オレは病気もケガもせず、子供の予定もない。
 けれど安心して働いて喰っていけるのは
 今病院に通っている爺さん婆さんが日本を立て直してくれたからだ」

と考える人が多数だったということだろう。


給与明細をみて、保険料の欄の金額があれば・・・あれも買えたし、これも払える・・・私はときどきそう思う。

しかし、日本のまっとうな制度についていえば、権利と義務、享受と支払いは(歴史的な部分も含めて)だいたいトントンだ。


見たくもない、見られもしないテレビ電波を送りつけ
「法律だ!金を払う義務がある!(嘘です)」
と契約もしてないのに金をせびろうとうする悪徳商人真っ青の
「世界最悪のペイ・パー・ビュー」
(公共放送としては世界一放送料が高い、というか海外では公共放送は金をとらない)
NHK放送料とはわけが違う。


健保は払う価値があるし、守ってゆかなければならない。

そのためには、古き良き日本的モラルが存在することが前提だろう。

日本的モラルはどんなものか、なぜ生まれたのか、海外とどう違うのか?

こう言ったことは「オレは年金や健保を払いたくない(オレが若いうちだけは・・・)」という者が出る前に教育として教えるべきだと思う。

そもそもそういう教育があれば、若い彼らも違った考え方をするだろう。




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最終更新日  2010/03/22 02:22:02 PM
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