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2011.10.24 楽天プロフィール Add to Google XML

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☆2011年8月10日☆
[いじめから子供を守ろう! メールマガジン]
★いじまもWISDOM No.84★

今週は、「善意のバトン」について、お届けします。o(^_^)o

■□靴下一本分のお米■□

明日から急遽、ボーイスカウトのキャンプに参加することとなりまして、
先程まで、荷物のパッキングをしていました。
子供の頃から何度もしてきた準備ですから、それは慣れたものです。

いつもの通り、持って行くお米をレジ袋に入れていたら、
昔読んだ本の記憶がよみがえってきました。
それは、ものすごい題名のノンフィクションです。

「最悪の戦場に奇跡はなかった」(高崎伝・著 光人社刊)

題名だけ読むと、悲劇と憎悪だけの本に思えますが、
実はそうではありませんでした。
勇気や機知、思いやりや意思の強さなどに満ちた、
人生の応援歌のような本でした。

著者は、あの地獄の戦場
「ガダルカナル」と「インパール」の両方で戦った勇者です。

私が思い出したのは、
その、「餓島(がとう)」とも言われた「ガダルカナル島」でのエピソードです。
食料が途絶して、生き地獄となったガダルカナル。
亡くなった兵士のほとんどは、戦死したのではありません。
餓えて亡くなったのです。

こんな時に、どうしても必要なのは、お米。
お米には魔法のような力があって、
食べ物がなくて意識朦朧(もうろう)となっても、お米を食べるとよみがえるんだそうです。
だから、ほんの少しであっても、お米が手に入るか入らないかで、
生き死にが分かれることになったのです。

この本の著者はあるとき、ジャングルの中で、見知らぬ兵士と遭遇しました。
もう栄養失調でボロボロになって、生死の渕をさまよっています。

少しだけ食料に余裕があった著者は、
その見知らぬ兵士に、
「ほら、これで元気を出せ」と、
お米の入った、一本の靴下を差し出しました。

レジ袋なんか無かった時代です。
お米を貯蔵して運ぶのに一番、便利だったのが靴下でした。
その靴下一本分のお米を、見ず知らずの兵士に分けたのです。

本当に、額を地面にすりつけるように、
何度も何度もお礼を言ったその兵士は、
「生きて故郷に帰ったら、必ずお礼をしますから、名前と住所を教えてください」
と言ったそうです。

しかし著者は、こう返事をしました。
「オレも他人から助けてもらったことがある。
 だからそのバトンを、あんたに渡しただけだ。
 次に、あんたが他の誰かに、そのバトンを渡せばそれでいいよ」

泣きながら「絶対にバトンを渡します」と約束したその兵士。
あの地獄の戦場から、生きて帰れたかどうかは分かりません。

ただしかし、これだけは間違いなく言えます。
それは、その兵士が、不幸にも生命を落としたとしても、
その人生の最後は、善意と暖かさで満ちていたに違いないということです。

たとえ、その人生に、悲劇と憤りが満ちていたとしても、
でも、善意に包まれていたならば、景色は必ずや一変するに違いありません。

どうか、悲劇の最中にある人に、手を差し伸べましょう。
つらい思いをしている人に、あなたなりの「靴下のお米」を差し出しましょう。

「善意のバトンなんか、私には来ない」
「バトンが来ないから、他人には渡せない」
自分自身が、今まさにつらいのなら、たしかに、そう言いたくなるでしょう。

でも、与えた者は与えられるんです。
愛してこそ、愛されるんです。
だから、自分が先に、善意のバトンを差し出しましょう。

つらい時にこそ
悲しい時にこそ
人はそんな逆境の時に、真価が試されます。

こんな善意のバトンで、世の中を満たしたいものです。
終戦記念日を前にして、この思いを先人に捧げます。

担当 こしがや じろう


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Last updated  2011.10.24 23:30:43
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