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2019.10.11
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カテゴリ:極真空手

 

 ↑セミナー参加者に渡された認可賞状
 
 ↑参加した黒帯
 
 ↑参加者一同
 
 ↑範士の基本稽古指導(前蹴り上げ)

 ロシア遠征。6年振りであった。今回のセミナーは、大変実りあるものだった。私が今迄
生きて来た道のりの中で出会った、大切な人達が沢山いた。

 主催者のガリビアン師範と、アルメニアから参加したデイビッド師範は、私が25年前に初め
てロシアのエカテリンブルグに指導に行った時に参加していたのである。デイビッド師範は、顔
の特徴が大変濃いので、その上、組手がエネルギッシュでファイトむき出しなので、覚えていた。

 カザンから参加したイスラー師範は、弟と共に19年前に同じく、エカテリンブルグで私の指導
を受けたとの事。当時の私の稽古は大変厳しかったと思う。特に最初の25年前の指導は、1日2
回なのだが、1回が2時間30分~3時間。基本が終わったら、殆ど休み無しで移動稽古→型→
組手と、お互いの根性の比べ合いの様な稽古であった。私もただの一時も休まない。すると、彼等
も休まない。苦しくても絶対苦しい顔をしない。すると、彼等も絶対苦しい顔をしない。19年前
のイスラー師範の時も全く同じ稽古をした。イスラー師範は、現在カザンで、兄弟で道場をやって
いるが、大変実力のある、ロシアでも有数の大きな道場である。

 本当に苦しい稽古をすると、苦しさとそれを乗り越えた時の克己心と、口で表現出来ない心の
充実感というか、満足感というものを共有するので、自然と心が通じ合うのだと思う。あの時の
厳しい稽古の時以来、彼等はロシアの地から、事あるごとに私を見ていたそうである。私には
いろんな事があったが、彼等はその事をよく知っていたのである。苦しさの中で通じ合った心は、
何十年経っても風化されないのである。私は今回、彼等と会って本当にそう思った。

 今回、ガリビアン師範とこのセミナーを支えてくれたアントン師範は、10年前私がソチへ
指導に行った時に参加していた。現在は、モスクワでの稽古と、母国のイスラエルで二カ所目の
道場をやっている。
 シベリアの近くのクラスノヤルスクから参加したサーシャ参段は、16年前に沼津本部道場へ
稽古にやってきた。その後数回、沼津に来て稽古をしている。
 モスクワのアレグ師範は、14年前に私がソチに指導に行った時に参加している。そして今年、
日本に来て五段の公認審査を受けた。
 今回参加出来なかったが、パブリュク師範とその弟子達は、11月の下旬に沼津に稽古に来る。

 総極真は、他団体との大きさやイベントの比べ合いを目的にしたものではない。自然な形で成長し、
少しづつ大きくなるのは良いが、決して無理に大きくなったり、数を追ったりしない事だ。
 向こうは10人しかいないがこっちは100人だ、と言って得意がる。向こうが1000人になっ
らどうするんだ。大事な事は数ではない。信念だ。敵は100万人いれども我行かん、という強い
信念だ。

 組織の数の多さや、イベントの大きさの誇示を、話題の中心にしない方が良い。武道の世界の
話題の中心は、お互いの空手観や稽古への取り組み方、指導の方法等々。それだけでも話は尽きない。
 空手の稽古は受けと攻撃だけだが、修行と捉えれば、この受けと攻撃の2つを通じて、強さも
希望も目標も、礼儀も礼節も全て学ぶ事が出来る。

 総極真と言っているのは、他団体との識別の為なのである。私達は、正真正銘の極真会館。極真
空手なのである。胸のマークの「極真会」の3文字の中には、大山総裁の魂が入っているのである。
だから、「極真会」の3文字は私達の誇りであり、勇気である。そして、
無限の可能性がある。

 押忍​​​​​






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最終更新日  2019.10.12 13:17:53



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