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カテゴリ:お出かけ情報
山梨県南部町のアルカディア南部総合公園内にあるアルカディア文化館2階(1階は南部図書館)に【近藤浩一路記念南部町立美術館】があります。
南部町出身で現代水墨の創始者といわれる近藤浩一路の作品が常設展示され、季節ごとに展示替えされています。 また郷土の偉人で近藤浩一路の祖父にあたる近藤喜則(よしのり=通称きそく)の史料展示室もあります。 日本のお札の原料を南部町のミツマタが担っていたことなど、町外の方にも興味深い資料が充実しています。 南部町アルカディア文化館:1階は南部図書館、2階は近藤浩一路記念南部町立美術館 近藤浩一路記念南部町立美術館では今月30日まで「竹久夢二展」を開催中です。 (館内撮影可) 夢二と言えば美人画。後に妻となるたまきをイメージした大きな目と当時の美人とは異なる現代風のプロポ-ション、しどけない着物姿、デフォルメされた大きな手足などが特徴です。 竹久夢二「舞姫」 竹久夢二装幀「中山晋平作曲全集」:中山晋平が生涯3000曲の中から自ら選んだいわばベスト盤「中山晋平作曲全集」27曲全ての装幀を晋平の依頼で手がけました。大人気でその後単品売りとなりました。 夢二が生涯で最も愛した女性はなんと身延町出身だったのをご存じでしょうか? 離婚後たまきに持たせた店・港屋絵草紙店の前で、真ん中がたまき、そして左が港屋で出会ってしまった運命の人・笠井彦乃(当時18歳)です。 笠井彦乃:和紙の里として知られる身延町西島生まれ。父が日本橋で紙問屋を開業するのに従って上京し、夢二と出会います。二人は京都で束の間幸せな時を過ごしますが、肺結核でわずか25歳で亡くなってしまいました。夢二が生涯で最も愛した女性といわれています。 優雅で退廃的なイメージの夢二ですが、実は社会主義に心を寄せ、関東大震災後には絵と共に東京の様子をレポートしています。 「煙草をパンに換えて終わったら、この先を娘はどうして暮らしていくのであろう~【東京震災画信・煙草を売る娘】」 港屋絵草紙店をイメージした売店:今も全く古びないお洒落なデザインのグッズが並んでいます。(30日まで) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.11.21 06:00:15
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