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私は毎日企業のデューデリをやっているから、企業の収益モデルが劣化し始めるとなかなかこれを止める事ができない事を知っている。
日本は先日も言ったように10年後から毎年100万人の人口が減る。単純化すれば10年で1000万人=1割、20年で2割、この意味がわかるだろうか?食料品が一番直接的だがこれだけの需要が減る。酷い共食い、パイの取り合いが起こるのは想像に難くない。 こんな10年後を控えて、本当ならその衰退に備えなければいけないのに、需給ギャップで需要が足りないなんて愚かな事を言っている。異次元緩和にしてもオリンピックにしても衰退を早めるだけだという事がわかっていない。 賃金は低い方に平準化される、エントロピーの法則は経済でも働く。円建ての賃上げは最終的に円の下落で調整される、愚かな事だ。AIGもミラー会長は米国の事をフールズ パラダイスと呼ばれていたが、日本はそれより酷い。 卑近な例だが、N社の収益モデルが劣化し始めている。競争優位な商品を持たない企業の必然的な帰結だ。ボルボがBCセグメントの車種を開発し、Bセグメントは吉利のバッジで売るという。競争優位な商品を持たないとこういう競争に巻き込まれて行く。ルノーやプジョーに未来は無い事は冷静に考えればわかる。最終的には東風の傘下にでもなるのだろう。 まあ、こんな話は世間話だが、衰退経済は相場と同じ、上手く立ち回った少数派しかパイを拡大できない。何度も言ったように最終的に人口動態から日経平均は下落トレンドから絶対に抜け出す事はできない。こんな相場に参加するのは火遊びの短期筋だけだ。リーマンショックからもう6年、株なんて塩漬けにしたら10年なんてあっという間だ。 フールズ パラダイスで証券会社に踊らされていたら、バフェットさんが言われる潮が引いた時裸という事になる。まあ既にそうなりつつある人も居るようだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 13, 2014 09:31:23 AM
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