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カテゴリ:高橋 華代子
いつもはいろんなお馬さんたちの素顔をご紹介しているこの月曜日。今日はちとお休みさせて頂きます。というのも、2月8日には2006NARグランプリの表彰式が迫っているんですが、そこに南関東のお馬さんたちが4頭も表彰されるではありませんか!!南関東にかかわるものとしては、めっちゃ嬉しいことだし誇らしいことです。ということで、今回は特別バージョン。栗色流に(あっ、ここは栗色競馬じゃなかったけれど。苦笑)、この4頭の近況をご紹介させて頂ければ。
年度代表馬は我らがアジュディミツオー!!! ミツオー&関係者さん、おめでとう!!! こんな晴れの舞台で、どうしてアクビの写真???って思っている方もいるかもしれません。はい、わたしもそう思います(苦笑)。でも、わたしは絶対にこの写真を使いたいなぁって思っていて…。この写真は、帝王賞翌朝に引き運動を終えて洗い場にいる時のミツオーなんです。普段が肉食獣ちっくのお馬さんであることは皆さんもご存知のことと思いますが(でも、好物は青草ね)、アクビをする時もこんな感じで豪快。 ミツオーにとっても関係者さんにとっても、一番ホッとしている幸せな瞬間の時かなぁって。砂の王者カネヒキリを破って、そして脚元の不安も何にもないってわかって(お馬さんたちはもし痛いところがあったとしても、レース直後には気も張っているし表に出さないものですから)…。そんなホッしている瞬間の象徴が、このミツオーの豪快なアクビかなぁって(苦笑)。これまでもいろんなミツオーの写真を素人ながらも撮影させて頂いていますが、この写真はその中でも、ちとピンボケ気味なんですがお気に入り。 その後のミツオーは皆さんもご存知の通りですから、ここではあえて省略させて頂きますね。川崎記念はヴァーミリアンに破れて2着になりましたが、ミツオーもあのラップで駆けている訳で、それでバタバタに止まっているってことではないので、ミツオーも頑張ったけれど、ここは素直にヴァーミリアン強かったぁ!!!って称えたいですねぇ! ミツオーはレース2日後にはすぐに調教を開始しています。担当の藤川厩務員も「もう次がすぐにあるから」って言っていたけれど、2月18日のフェブラリーSまで2週間ですもんね。もう次です、次!!ミツオー自身も疲れていないから、順調に調教を開始しています。今年の大目標、中央のG1獲りに向けてスタートを切っています。 今年もまた、こんな最高の幸せアクビの瞬間を、見せてね!!ミツオー!!(あっ、大川さんのことではありませんので、アジュディミツオーのことなんで。笑) 2歳最優秀馬には我らがフリオーソ!!! フリちゃん&関係者さん、おめでとう!!陣営は、アジュディミツオーやシーチャリオットにも全くヒケを取らない素質があると自信を持っているお馬さん。走る能力も高いだろうけど、人間に対して素直で従順ってことも、フリちゃんの魅力でしょうか。この写真はわたしの栗色写真でも先日紹介しちゃっていますが、ここでもあえて使わせて頂きました。フリちゃんの馬房にクリス厩務員が飾っているんです。フリちゃんとクリス厩務員が仲良く一緒にお昼寝したり本を読んでいるとこ。「フリちゃんとわたしは仲良しねぇ~」ってクリス厩務員はよく話すんだけど、ほんと仲良し!!フリちゃんがこういうことをできる持って生まれた性格ってのもあるだろうし、クリス厩務員に信頼しきっているっていう証しでもあるでしょうね。 先日、共同通信杯で初めて芝に挑戦したフリちゃんは残念ながら7着という結果に終わりました。でも、これはかなり収穫のあった一戦だったと思いますよ。内田博幸騎手がレース後に興味深い話しをされていて「集中力に欠いていたし、馬にとって見ればなんとな~く走っているって感じだったなぁ。それでこのくらいは走ってくれるんだから、やっぱり力はありますよ。芝の走りは悪くないよ」って。初めてということもあって集中力に欠いたのもあるだろうし、でもそれでいながら力んで走っていたそう。パドックや検量前ではいまだにいななく幼さも残したフリちゃん。なんとな~く回ってきて、それで大きく離されることはなかったわけですから!!これで芝に慣れて、フリちゃんが本気モードになったら、かなり楽しみなんじゃないでしょうか!! 「また芝にチャレンジする!!」とレース直後から力強く話していた厩舎サイド。弥生賞あたりを視野に入れながら、また緑の絨毯を駆けることになります。 3歳&牝馬最優秀馬には我らがチャームアスリープが受賞!! チャーム&関係者さん、おめでとう!!もちろんこの受賞の決め手になったのは、南関東史上初の牝馬三冠を成し遂げたこと。そんな貴重な瞬間をナマで体感できたということは、一ファンにとっても、本当に幸せなことです。現在チャームはリフレッシュ休養中。あのハードなローテーションの疲れを、今はしっかり取っているところです。わたしが南関東にかかわるようになって、牝馬の黄金期といったらやっぱり、ネームヴァリューがいてラヴァリーフリッグがいてジーナフォンテンがいた時代。ほんと牝馬交流でも頼もしかったもの!!また、チャームにはそんな心強さを味合わせて欲しいです。そのためにも・・・今はしっかり疲れを癒してね。 最優秀短距離馬には我らがネイティヴハート!! ネイティヴ&関係者さん、おめでとう!!ネイティヴも9歳になっちゃいましたぁ。でも、今現在の南関東9歳たちは元気もりもりさんたちが集まっています。ネイティヴを筆頭にロッキーアピール、コアレスハンター、コアレスタイム、クールアイバー、ケイアイミリオン。なんて、頼もしいんだろう!!それと同時に、後輩たちも頑張って!! ネイティヴはいつものパターンで、オークヒルファームでリフレッシュ放牧後、1月26日に船橋へお帰り。いつもの休み明けよりも、馬の雰囲気はとてもいいそうです。関係者の皆さん、好感触中ですよ。気の強さは相変わらずだし、それもネイティヴにとってはいいところですからね。3月3日のオーシャンSに向けて順調ですよぉ。 2歳から中央の重賞に挑戦し続けて、8歳にしてその夢を成し遂げたネイティヴ。諦めないで信じて頑張り続ければ、きっといいことが待っているんだって、身をもって教えてくれた。それは人間の生き方にも通ずるものがあるはず…。ほんと、お馬さんたちにはいろんなことを教えてもらう…。 今年も南関東のお馬さんたちがたくさん活躍してくれますように…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月08日 01時39分08秒
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