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カテゴリ:古谷 剛彦
ホッカイドウ競馬最大のレース、ブリーダーズゴールドCウィークが終了しました。王冠賞はボクが二冠を達成、エックスダンスとディラクエが抜けた中、昨年のイノセントC3着馬が三冠ロードできっちりと主役を張り続けました。
「最後は止まっていたことを考えると、距離はマイルぐらいがちょうど良いと思います」 と佐々木国明騎手。3歳馬同士の競馬なので楽勝でしたが、今後は一流の古馬たちを相手にしていくことを考えると、2000mの道営記念を含め距離が課題となるでしょうが、ぜひとも今後の活躍を期待したいと思います。 そして、ブリーダーズゴールドCは、地元期待のカオリノーブルが快調に飛ばしていくレースとなり、アワヤのシーンも作りましたが、最後の直線はJRAの人気2頭の激しい争い。先に抜け出したサカラートを、外からメイショウトウコンがゴール前できっちり差し切り、昨年出走が叶わなかった雪辱を見事に晴らしました。 「スタートして隣の馬が落馬し、それにビックリしてトモがガクンとして後方から。それでも自信を持って挑んだし、勝負どころでも手応え十分。(サカラートの藤岡)佑介の手応えも良かったのは分かったが、差し切れると思った」 と藤田騎手。メイショウトウコンの次走はエルムSを予定しており、連覇を目指します。 ブリーダーズゴールドCデーは盛り上がりも見せ、3000人を超すファンが詰め掛け、ゴール前での大歓声も、仕事をしている立場としては嬉しい限り。旭川ナイトレースでのブリーダーズも最後でしたが、良いレースが見れたなぁと感動しました。 さぁ、来週からまたスクランブルナイトが始まります。ホッカイドウ競馬も折り返し地点となりましたが、2歳戦が充実期を迎え、JRA挑戦を目指す馬たちにとっては前哨戦が次々に行われていきます。また、この時期だとJRAや南関東に転入していく馬たちも出始めていますが、将来転入していく馬たちのレース振りも見逃せないところでもあります。 また、来週の水曜、JRA交流で騎乗しに来る三浦皇成騎手が、社台ファーム関連の馬でホッカイドウ競馬所属馬に騎乗する予定もあります。今、最も熱い騎手、三浦ジョッキーの手綱捌き、ぜひご期待下さい! P.S. 今週の水曜に発売された一部新聞に、8日にJRA六本木事務所で開かれた生産者協議会のことが書かれていました。その中に、「国内への影響に配慮した制限等の実施(案)」について、非居住外国人馬主を認める条件などの話がありましたが、記事の中に 「基本的には内国産馬を所有することが義務づけられるが、海外経歴馬を所有する場合は内国産馬を5頭以上を持つことを前提とする実施プランを提案している」 と記されていました。しかし、今回のこの記事は明らかに間違っている箇所があり、「海外経歴馬」ではなく、この部分はいわゆる「外国産馬」を指しています。5月にこの話が生産界に飛び込んでから様々な話し合いがJRAと生産者団体などで行われ、非居住外国人馬主に対する条件を論議した経緯があります。JRA側も 「海外経歴馬を導入できる下地を作る気はない」 とはっきり生産者たちに名言しています。このようなお互いがナーバスになる案件は、しっかり内容を把握した上で伝えて欲しいと感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月17日 22時53分55秒
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