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カテゴリ:小枝 佳代
先週の門別グランシャリオナイターは、天候にも恵まれ、初日ちょっぴりですが目標額もクリアし、まずまずのスタートを切りました。
先週2日間、Mrピンクこと内田利雄騎手がホッカイドウ競馬で騎乗しました。 残念ながら勝鞍はありませんでしたが、私 彼のある行動を見て心が洗われました。 それは、パドックでの出来事です。 号令に従い騎乗騎手が整列し一礼した時です。 他の騎手たちは おじぎをした頭が上がらないうちに歩き出しますが、内田騎手は しっかり頭を上げてから騎乗馬へ向かって走り出しました。 そして、馬の横につくと また一礼してから騎乗したのです。 いつも何気なく見ている風景ですが、私の記憶の中では初めての光景でした。 考えてみれば、整列し一礼をする作法 礼儀としては、ごく当たり前の行動なのですが、基本的な心構えを忘れ、流れ作業のようになり それを誰がとがめる事も無く日常化してしまっているのです。 更に騎乗前の一礼。 騎乗出来ることの喜びと、感謝、そして責任感が伝わって来ました。 その行動を目にした方はきっと私だけではないと思います。 売り上げも厳しく色々な方法で再起に向かっている競馬ですが、 こうした基本的な姿勢を正すことが先ず大切な事だと実感しました。 私たち実況室では、担当レースの前に、「よろしくお願いします」と声をかけていますが、改めてその言葉の大切さを思いながら言わなくてはいけないと感じました。 競馬だけではなく、日々慣れてしまい初心や基本を忘れている事がまだまだあると思います。 自分自身を振り返るとてもいい勉強をさせていただきました。 内田騎手へ感謝。 そしてこれからの活躍をずっと応援させていただきます。
ホッカイドウ競馬は、来週6月2日(火)の 第37回北海優駿H1(グラスワンダー賞)2000mです。 現在の出走予定馬は サンサンヒカリ
以前も書きましたが、北海優駿と言うと私にとって5年前の旭川競馬場。 コスモバルクの優勝したレースは忘れられません。
詳しくは ホッカイドウ競馬HP でご覧下さい。
そうそう、北海優駿にはこんな思い出もあります。 ダービーウイークには特別の共通ファンファーレがありますよね。 一昨年のことです。 実況担当した私は、とある苦情を頂いてしまいました。 そうしたら、「ファンファーレが鳴っているのに喋るとはファンファーレを何と思っているんだ!」 と苦情があったのです。 これには賛否両論があったのですが、私もちょっとヘコミました でも、未だに正解はみつかっていません。 皆さんはどう思いますか? 来週また悩みそうです・・・・・
ともあれ、内田騎手の精神を見習い 1R1Rを大切に伝えて行きたいと思います。
では、また
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最終更新日
2009年05月27日 15時27分22秒
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