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2010年02月12日
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カテゴリ:古谷 剛彦
 今日のラブミーチャン、強かったですねー!ゲート入りを嫌っていた時は、少し心配もしましたし、いつもよりテンのダッシュもひと息だった辺りが、まだ完調手前というところなんでしょうが、ハナに切って矯めが利き、引き付けておきながら直線では馬なりで突き放すという、まさに貫禄勝ちでした。

 関係者にとって、プレッシャーはかなりあると思いますが、フィリーズレビューに向けて、今季初戦をまずは好発進と行きましたし、叩いてからの上昇振りを期待して、何とか桜花賞への権利を獲得して欲しいと思います。

 さて、かつてJRAの舞台でクラシックを賑わした、地方競馬の雄がいましたよね!

コスモバルク顔.JPG

 そう、コスモバルクです。認定厩舎制度第1号として話題を集め、デビュー当初からマスコミに注目されていたバルクが、一気に評価が上がったのは2歳暮れのラジオNIKKEI杯2歳Sを制した時。あの時の雰囲気に、ラブミーチャンは近いなぁと感じます。

 コスモバルクがクラシックを賑わした3歳時は、道内の某スポーツ紙の道営担当でした。常にバルク、田部厩舎、そして五十嵐騎手を取材させて頂き、あの頃の忙しさは今でも忘れられませんし、もう2度と経験できないようなことをさせて頂きましたね。

 特に、ダービーの週は、北海道←→東京を3往復しました。関係者への代表質問を担当できたことや、五十嵐騎手とともに行動したダービーフェスティバル。札幌競馬場に高橋はるみ知事が来て壮行会が盛大に行われたこと。さらにグリーンチャンネルだけでなく、ラジオ福島やラジオNIKKEIにも出演させて頂いたことなど、この1週間は非常に中味の濃い日が続きました。

 ダービーが終わって北海道に戻り、翌朝の門別での攻め馬の時は、まさに嵐の後の静けさ…。調教師や厩務員が

「冬樹に何と声を掛けていいか…」

と言い、五十嵐騎手も黙々と馬に乗っていたんですが、見ていて元気がないように感じた姿を見て、確かに…、と感じた数時間。フラワーサークルの追い切りが終わった後に、馬上から

「ちょっと時間ある?」

と言われ、その後数分、五十嵐騎手と色々と話をしたことも、今となっては良い思い出です。

 JCでの盛り返し、五十嵐騎手に手が戻ってシンガポールで悲願の国際G1を制したことなど、数多くの思い出はありますが、ダービーの時に匹敵するぐらい、自分の中で一番バルクで感動したのは、北海優駿に出走した時。

 この年のブリーダーズゴールドCより、平日の木曜夜にも関わらず、4000人を超えるファンが旭川競馬場に詰めかけ、しかも報道陣の数も半端でなく来ました。
「ヒヤヒヤとさせてくれました」

と、ゴール後に小枝さんが実況されたほど、ゴール前で思いも寄らぬ大接戦となり、それはそれで大歓声となりましたし、最終レース後に改めて記者会見が行われたんですが、あの時の報道陣を多さを改めて感じた次第。あのレースは一生忘れないでしょう。

コスモバルク歩く.JPG

 そんなバルクは、今はビッグレッドファーム鉾田にいますが、今月下旬には鍋掛牧場に移って検疫に入り、そしてアイルランドへと飛び立ちます。日本人でアイルランドの調教師である児玉敬師の下で約1年、戦っていくことになります。児玉師は

「アイルランドでは、8歳9歳での現役馬は多くいますし、G1はハイレベルなのは確かですが、G2、G3レベルならバルクで十分通用します。特に、スローペースが当たり前の向こうの競馬なら、バルクの競馬をしていけば十分楽しめると思いますよ」

と話しています。そして、

「もし叶うなら、ヨーロッパのシーズンオフに入って、日本に戻ってくる前に、日本か香港のビッグレースにバルクを出したいですよね」

と、夢を語って頂きました。

コスモバルクサンシャインパドック.JPG

「まだまだ若いですよ」

とはBRF鉾田の鈴木晃一場長。新たなスタートを切るバルクを、日本から応援したいと思います。





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最終更新日  2010年02月13日 07時51分05秒
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