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2010年11月19日
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カテゴリ:古谷 剛彦
 2010年のホッカイドウ競馬が、昨日の道営記念を最後に終了しました。今年は全80日間の日程で、昨年同様オールナイトレースで行われました。112億9224万円と、前年対比で97.8%という成績となりましたが、これは昨年の81日間との比較であり、1日分少ない数字での比較でいえば100%を超えています。ですから、決して悲観する数字ではなく、むしろ全体の公営競技を考えれば、大健闘と言えるものでした。

 また、計画比でいうと94.4%と厳しい数字を持ち出し、各メディアも悲観論と唱えているところも多いですが、非開催日で南関東を中心とした場外発売分で補っているものもあり、冬季場外発売での今後の数字次第にはなりますが、昨年の売り上げ動向との比較で考えると、当初の目標である収支均衡が達成される見通しです。

 以前にもこのコラムで書いたこともありますが、メディアはとにかく開催における計画比や売り上げのみを話し、根本的な収支がどのようになっているかを全く理解しないまま伝え、ある意味で誤解を招く報道でミスリードしている傾向にあります。それはホッカイドウ競馬に限らず、政治や他の世界なんかでもそうですよね。取材する側が勉強不足というのがよくあることで、メディアをバカにされている状況では、新聞や雑誌が売れないというのも、見ても仕方ないと思われているフシがあるからでしょう。

 それはともかく、今年のホッカイドウ競馬は、霧や悪天候に見舞われましたしし、1R分中止というアクシデントもありました。そんな中でも、全国的に見て大健闘という数字になったのは、やはりネット投票の数字の上がり方が良かったからと言えます。

 毎年のように、ホッカイドウ競馬は首都圏の各スポーツ紙に馬柱2つとその他レースの予想が掲載されています。また、今夏からは南関東の専門紙にも、広域場外発売のない日においても馬柱3つの掲載がなされ、その効果もあってネット投票が安定していた推移を見せていました。このことは、1日当たりの平均売り上げが1億4115万円で、前年比では99%という数字を残せた要因だと思います。

 ネット投票は伸びても、前年比で少し下回ったのは、道内の売り上げが伸びない状況が、より深刻になってきたことが挙げられます。特に、札幌近郊は、札幌競馬場の場外発売をやめ、札幌競馬場に近いAiba琴似にファンが移ったかというと、純粋にはそうはいかず、札幌にある駅前、中央、琴似でそれぞれ分かれ、1人当たりの購入金額も減っている状況からも札幌自体の売り上げが下がっているという現象が起きました。

 道内で売れば、ネット投票や他場発売に頼るよりも実入りの方も増えるので、来年度の対策の1つに挙げられますが、こればかりは景気によるところでもあり、何とも言えません。

 シーズンオフでも、Aiba回りをして、ファンの食い止めを行っていく努力もしていきますが、来月のAiba回りでの雰囲気を伝えていくうえで、個人的に来年度以降の対策なども練っていければと思います。

 何にせよ、ホッカイドウ競馬の今シーズンは無事終了しました。ファンの方々のおかげで、今年もダートグレードを制し、JRAでも活躍し、全国各地で好成績を収める馬たちが登場しました。最も嬉しかったのは、サマーウインドのJBCスプリント制覇です。昨年のホッカイドウ競馬での走りそのままに、ダートスプリント界の頂点に立てたのは素直に嬉しいの一言です。

 今後とも、ホッカイドウ競馬をよろしくお願いします。
 





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最終更新日  2010年11月22日 16時14分21秒
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