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2011年02月25日
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カテゴリ:古谷 剛彦
 今週も、21日(月)に新冠の優駿SSで種牡馬展示会があり、その前日から北海道入りしました。門別から来た牧場の人に、

「今朝(20日の朝)、結構雪降りましたよ」

と言われ、少し心配しましたが、札幌の駐車場は確かに1、2日空けていただけでかなり積もっていた様子がわかりました。それでも、翌日になると天気も良く、しかも暖かかったこともあり、ある程度雪も融けて、先週と変わらないぐらいの気候に。今年の北海道は本当に暖かく、あっという間に春が来そうです。

 21日(月)は、優駿SSの展示会の後、門別競馬場で「競馬番組懇談会」があり、今年の開催について、主催者とマスコミ、馬産地関係者で話し合う会議がありました。

 2歳能検の初日が3月24日(木)と決定しました。あと1カ月で2歳馬の話題が一気に深まってきます。ただ、例年より入厩頭数が少ないこともあり、競馬開催が始まるまでは、例年週2日実施していた能検も、週1日のみの日程となりました。

 そして、課題として色々な話し合いとなったのは、例年と違う開幕1開催の日程。29日(金・祝)開幕でこの週は1日のみ、そして翌週は火、水、木の3日間開催という日程。これはこれで良いのですが、その次の開催から、果たして頭数が出てくるのかどうか…。これが全く読めないし、厳しい可能性が高い、という話で、この時期は2歳戦に頼ることができず、古馬頼りなので、レース数を組むことは難しく、細かい話はできませんが、何とか1日10Rは確保できるような態勢で、色々と考えていかなければいけない、という話を終始していました。

 あと、今年新設される「スーパースプリントシリーズ」の北海道・東北ブロックが門別1000mで実施され、「グランシャリオ門別スプリント」というレース名で、岩手所属馬と枠は6頭ずつで行われる予定です。このレースを勝つと、7月21日(木)に船橋競馬場での決勝戦「習志野きらっとスプリント」に出走可能となります。

 このレース、やるのはいいんですが、毎年のように新しいシリーズものができると、

「1着賞金300万円程度のものにして欲しい」

と地全協に言われるそうですが、そのために北海道は重賞を2つ廃止にしています。それでも、1着賞金は200万円が限界で、スタリオンシリーズの種付権利を加味した上で300万円相当にした理由から、このレースが認められたという経緯があります。

 南関東以外の主催者は、厳しい財政状況の中、訳の分からないシリーズもののために、重賞の体系も狂わされるし、もういい加減、新たなシリーズものは止めた方が良いですよ。新しいものをしなければいけない、というなら、もっと違う方向に頭を向ければいいでしょうに。

 そもそも、スーパースプリントシリーズは、大多数の主催者が反対したものと聞いています。「危ない」というのが関係者の意見です。下級条件の競馬で1000m未満の短距離戦を実施している主催者もありますが、それでもコーナーを回る時に危険だと言われています。

 1000mならまだ言いと思いますが、それより短い距離で競馬をする意味があるのか…。

「それが地方競馬ならではあり、小規模競馬場所属馬でも好勝負が可能」

という論理から企画立案が始まっているのが資料を見て読み取れますが、短距離戦って、展開が読めないという理由から、オールドファンには決して好まれない競馬だということを、全く理解できていない企画です。

 そりゃ、シリーズものにすれば全国発売にするんだから、売り上げ自体は伸びるのは明白です。しかし、過去のシリーズものもちゃんと検証することなく、始めたら始めたでダラダラ続けている現状を、もっと論議しなければいけないのでは、と思います。

 ダービーウィークにしても、今や中途半端な形であまり盛り上がりもなく、グランダムジャパンも良い企画だと思いますが、昨年の検証をきちっとした中で、よりよい企画にするための努力をしっかりやっているのかも疑問です。

 未来優駿は、例年通りホッカイドウ競馬は、1200mの「サッポロクラシックカップ」ですが、これ自体、ホッカイドウ競馬の2歳戦の中では「未来」につながらないレースですよ。重賞じゃないし、エーデルワイス賞と北海道2歳優駿の狭間のレースなんだから。ということ自体、意味を成していない企画だし、地方競馬で2歳戦が最も充実している北海道に対し、最初の段階でケチをつけたことが、この企画のバカバカしさを物語っているのだから、いい加減止めた方がいいですよ。

 新しいシリーズを作ることが、地方競馬のためだと思っているなら、地全協は思い上がっています。売り上げの数字しか見ないで、「ほら、上がったでしょ」では、収支バランスだけで物語れない、例えば先述した重賞体系の話や、それに伴って資金確保のために廃止せざるを得ない重賞などがあったりなど、多くの問題点があることを、自分たちの都合でシッチャカメッチャカするんだから、地全協の存在意義を逆に問いたいです。

 決まってしまったことだから、今年はこれでやっていくしかありませんが、「来年も新しい企画を…」みたいな流れだけは、絶対に止めて頂きたい。これ以上、全国の主催者に迷惑を掛けないで頂きたいと思います。

 話は少し反れましたが、昨年に続いてメインレースは原則最終レースは変わりませんが、ダートグレードや条件交流競走といった、JRA所属馬が出走するレースに関しては、最後から2つ目のレースで実施します。そして、頭数の多いレースをなるべく後半に集める工夫や、注目度の高いフレッシュチャレンジ競走は、なるべく後半のレースに組むような努力をする、といった状況なども説明がありました。

 競走距離については、原則として以下の通り編成を行っていくとのことです。

2歳馬
4~5月が1000~1200m、6~9月は1000~1700m、10~11月は1000~1800m。編成率は、1000mが30%、1200mが50%、1700・1800mは20%、2000mは1Rという割合です。

3歳以上
編成率は1000mが10%、1200%が35%、1700・1800mは50%、2000mが5%、2600mは2Rという割合で考えられています。

 ハンデ戦に関しては、ある程度の結果を見た上でハンデを決めることを考え、7月以降にB級~オープンの競走で、年間10競走程度を予定しているとのこと。JRAでも、地方所属馬がハンデ戦の重賞に出走しようと思った場合、レイティングのつく競走に2R以上出走していないと出走申し込みはできない、という規定もあるので、7月以降という時期も納得しました。

 あと2カ月でホッカイドウも開幕。ここまで来ると、間もなくだな、と感じます。上述した通り、今年の北海道は非常に暖かく、2歳馬の調教も進んでいます。3月24日の能検に、どういった馬たちが出てくるかも注目です。





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最終更新日  2011年02月25日 09時20分45秒



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