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2011年08月16日
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カテゴリ:坂田 博昭

 盛岡で、岩手とJRAのジョッキーの対抗戦をやるようだ、と知ったのが、丁度1週間前のことでした。

 は~ん、クラスターカップの日にやるのね~などと思って自分のスケジュール表を見てみると、なぜかそこだけ一日ポカンと空いている。でも、お盆休みのまっただ中だからねぇ~などと思い巡らせながら、何とはなしに携帯のモバイルSuicaで東北新幹線の空席状況を調べていると…何と、行きも帰りも席は空いてるじゃないですか、一応。

 正直、この時期にやっている以上、クラスターカップを見に行く機会なんか絶対にないと思ってました。

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 …で、行ってきちゃいました、盛岡競馬場。

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 5月の開幕の時には見事に咲いていたしだれ桜。いまは夏の装いに変わり、次の季節を待っているところです。

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 実況席と、業務中の古川アナ。

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 お盆の中日とあって、さすがにお客さんの出足は非常にゆっくり。そりゃ家のことも含めて忙しいでしょうからねぇ、こういう日は。天気もにわか雨が降ったりして、初めのうちはすっきりとしませんでしたし。
 それでも、昼過ぎになるとどんどんお客さんも集まり、天候も回復。メインのクラスターカップをピークに場内は盛り上がりました。

 レースの合間にはお楽しみも数多くあって...

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 女子会トークショー。

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 ジョッキー対抗戦の出場者紹介イベント。

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 JRAチームは、この日のために赤を基調にデザインされた勝負服を着用。
 一層チーム戦っぽい雰囲気を醸し出しておりました。

 岩手チームの勝負服も、チームカラーで統一した特別バージョンに出来れば面白かったのですが、ルール上調整が難しく、通常着用のものとならざるを得なかったと聞きました。

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 楽天競馬スペシャルアドバイザーであらせられる古谷剛彦さんの冠レース。「ふ・る・や」馬券を買ってみたものの不的中。やはり「る」の部分がちょっと無理筋だった模様。
 レースの結果は、3連単で40万円を超える大波乱となり、レース自体「名は体を表す」を地でいったとかそうでないとか……(笑)。

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 取材中の小島友美さん、荘司典子さん。
 今日は岩手県庁を訪ね、「ハッツオフプロジェクト」により集められた支援金を届けることになっている二人。昨日はこのように競馬場で時を過ごしていましたが……この人たち、普通に競馬場で取材したり馬券買ったりしているから、すぐにお客さん方に発見されて引っ張りだこ(笑)。

 

 で、今日のメインレースはクラスターカップ。
 勝ったのはJRAのドスライスでした。

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 砂を被ると嫌気を出して走るのを止めてしまう馬だけに、すんなりといいポジションでレースを進めることが出来れば、この圧勝も納得といったところでしょう。

 この写真は、直線半ばでドスライスがラブミーチャンを競り落として抜け出すシーンで、ラブミーチャンはこのあと後ろから差し上がって来たグランドラッチにも交わされて3着。しかし、この馬らしいスピードは見せましたし、その着順よりも後ろには下がることなく馬券には絡んだという意味で、一定の役割は果たしたと言っていいのではないでしょうか。

 

 ところで、今回のクラスターカップは、重賞勝ち馬に対する別定重量を厳しくした(勝ったグレードによる増量、プラス5勝以上していると更に増量)結果、JRAからも飛び抜けた実績馬の参戦はなし。だいたいオープンないしその一歩手前という馬たちがタイトルを狙って参戦という格好だけに、エイシンタイガーが先行して見せ場を作ったり、元々力のあるラブミーチャンがきっちり着には絡む活躍を見せたりと、レースとしての中央地方のバランスが心地よく感じました。
 そもそも、同じレースを走る以上、JRAが地方がというのもおかしな話かも知れませんが、いまの日本の競馬のあり方を見れば、そこをしっかり見据えて考えていかなきゃならないのも事実。実際に先日のブリーダーズGCは、このブログで古谷剛彦さんも指摘されていたように力差がありすぎて盛り上がりに欠け売り上げも伸び悩んだわけで、それと比べれば今回のクラスターカップは、どれだけ売れたかわかりませんけど少なくともレースを見る限りは、健全で見所もそれなりに豊富なレースになったのではないでしょうか。

 「レース場にお客さんを呼ぶ」という観点と、「レースに興味と金を呼び込む」というのは、レースイコールレース場だった昔は、恐らくほぼ一体のものでした。しかし、馬券やレース映像の提供チャネルが多様化して、必ずしもレースがレース場だけに付随するものではなくなった今の時代においては、考え方をかなり変えていかないといけない問題なんじゃないかと思っています。

 

 少し話が広がりすぎましたが…騎手対抗戦も面白い企画。聞くところによるとジョッキーの皆さんも気合いが入っていたようで

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 行われた2つのレースともに大混戦!!

 この最終レースを内から強烈に伸びて勝ったアポロパトリオット。騎乗していた菅原俊吏ジョッキーの、ゴールの瞬間のガッツポーズが実に雄々しかった。さすがにその写真は撮れなかったが…印象に残るシーンでした。

 

 レースの後も、お楽しみは続きました。

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 東京ブラススタイルには、被災した大槌町の子供たちもジョイントしての演奏。

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 騎手対抗戦の表彰式。

 注目して頂きたいのは、レースはとっくに終わってしまっているのに、ステージの周りにこれだけのお客さんが集まって盛り上がっているところです。この場にはザックリと200人ぐらいのお客さんが、ステージを取り囲むように集まっていました。

 いままでのレース場って、レースが全て終わるとお客さんを追い立てるように返してしまっていたと思うんです。しかし、せっかく人が集まっているのに、しかもそれまでレースを楽しんで「暖まっている」状態の人々がそこにいるのに、そのまま帰してしまうのでは本当は勿体ない。それこそこうしたイベントをレースのあとにこそしっかりやって、お客さんの一日の「楽しい経験」をより確固としたものにする工夫は、もっと見られてもいいのではないでしょうか。
 やりようによっては、例えばそのままビアガーデンにしちゃうとか、有料の音楽イベントやるとか、商業ベースの話も多分に成り立つ余地があるのではないでしょうか。

 そのぐらい、「人が集まる」ということの価値を、もっと大事にしていけば、公営競技のレース場も捨てたもんじゃないと思ってます。

 

 私の心の中では、次は10月10日。今日このように盛り上がった楽しさと熱気を、その日にうまく、そしていい形で繋いでいけるといいですね。
 私は私なりに、その日に向けて頑張っていくつもりです。






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最終更新日  2011年08月16日 11時02分28秒
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