火曜日担当の太田です。

 

 

　またまた冬将軍が到来。今日と明日は１２月並の寒さになるということで、平地でも雪が降るという予報です。いやですねー。しかし、この寒さは長続きはしないということで、木曜日あたりからはまた平年並みの気温に戻るとそうです。２日間辛抱です。

　この週末は、毎年恒例の「平成２６年度全道祭典ばんば１歳馬決勝大会」を開催。土曜日に牝の部、日曜日に雄の部と２日間わたって行われました。

　牝の部は、道南地区選抜『タケノカゲヒメ』が見事勝利。島津新騎手のお父さん、島津信さんが騎乗しておりました。

(主催者提供）

 

　雄の部は、十勝地区選抜、帯広市 寄木貴広さん騎乗の『ホクセイキカンボ』が圧勝。とてもセンスのある走りを見せてくれました。

(主催者提供）

来年デビューする未来のばんえい競馬を背負うであろう若駒たちのレースということでもあり、関係者は皆注目。ファンの皆さんには１着馬を当てて、素敵な記念品をゲットする抽選会がありましたので、多くの方で盛り上がったお祭レースでした。

　２６日(日)は古馬重賞「第３５回　北見記念」が行われました。

ばんえい重量８５０Ｋを超える高重量戦。前半は、ゆっくりゆっくり、何度も刻みながら８０秒以上かかるスローペース。一団で第２障害までやってきました。そして、勝負どころの第２障害。どの馬もひと腰とはいかず、苦戦を強いられる展開。まず、『インフィニティー』そして、『ホクショウユウキ』が障害をクリアして、『ホリセンショウ』『キタノタイショウ』『フクドリ』と越えてきました。残り３０ｍで『インフィニティー』『ホクショウユウキ』が並び、抜け出そうとした『ホクショウユウキ』。岩見沢記念を勝利していましたが、人気はあまりなかった『ホクショウユウキ』。このまま重賞連勝となるかと思ったところ、後ろから末脚を伸ばす『フクドリ』が猛追。見ごたえのあるゴール前となりました。ゴール寸前で『フクドリ』が差し切り、悲願の重賞初制覇となりました。

(主催者提供）

 

　『フクドリ』はこれが今季の初勝利。３月のばんえい記念２着後、今季はかなり障害で苦労しており、なかなか結果が出ていませんでした。しかし、近走は成績には表れていませんが、きっちり障害をまとめてきていました。その走りがこの大一番で発揮され、重賞２６戦目の挑戦で見事重賞初制覇となりました。

　安部騎手は「他の馬より軽ハンデだったので、障害に負担をかけないレースを考えていました。乗り替わって今日で4戦目となりますが、障害で苦戦していたので、障害の練習を重ねてきました。今日は調子も良さそうだったので、結果を残せて良かったです。これから荷物が重いレースになりますので、この馬の良さを引き出せたらと思います。」とコメント。安部騎手は近年怪我で休んでいた時期もあり、２年前の北見記念以来の重賞制覇でした。

(主催者提供）

　それにしても、今年の古馬重賞は難しいですね。今回『フクドリ』は６番人気、２着の『ホクショウユウキ』は岩見沢記念を勝っていたにもかかわらず５番人気。勝ち時計が２分５０秒８と予想よりもかなり時計がかかったことも、『フクドリ』にとってはよかったのでしょう。

　シーズン後半、最終の「ばんえい記念」に向けて、益々楽しみなってきた古馬戦線。まさに戦国時代ですね！！

　次回は１１月２３日「ドリームエイジカップ」、そして、年が明けて１月２日「帯広記念」と続きます。難解の古馬達の戦い。またぜひ挑戦してください。

 

 

 

　さて、ばんえい競馬は３週連続重賞が続きます。今度の日曜日１１月２日は、３歳の２冠目、「第３９回　ばんえい菊花賞」です。３月のイレネー記念以来の重賞となる『ホクショウマサル』が登場。そして、常に世代のトップとして君臨、しかし未だ無冠が不思議『ハクタイホウ』。今年まさにその名のとおりの上がり馬『カイシンゲキ』。牝馬チャンピオン『キサラキク』とベストメンバーが揃う予定です。どうぞご期待ください。

　

　来週は１１月３日がＪＢＣということで関連イベントもありますし、帯広競馬場では１日、２日「がんばれ競馬応援フェア」と題して、道産牛カットステーキや乳製品を馬券提示でプレゼント。また、１１月２日は、帯広で「フードバレーとかちマラソン」が行われ、競馬場ではウェルカムイベントをやります。

　そのほか、１日、２日に広島県福山市の百貨店「天満屋」でばんえいイベント開催。また３日には、「ばんえい十勝　in 笠松競馬場」と題し、ＰＲブースを設置。お楽しみ抽選会などが行われます。お近くの方はぜひお越しください。この機会にばんえいの魅力を知って頂き、そして、チャンスがあれば帯広競馬場で生のばんえいをご覧ください。馬体重が１tある迫力の競馬を体感していただければと思います。皆様のお越しをお待ちしております。