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カテゴリ:高橋 華代子
日曜日担当の高橋華代子です。
南関東クラシック戦線もついに開幕しました! 3月25日に南関東牝馬クラシック一冠目桜花賞(浦和1600m)が行われ、昨年のNARグランプリ2歳最優秀牝馬に輝いたララベル(大井・大井・荒山勝徳厩舎)が真島大輔騎手を背に優勝しました。 ローレル賞、東京2歳優駿牝馬に続いて3つ目のタイトル。 休み明けで挑むことは予定通りだったものの、放牧先から帰厩後に思い通りの調整ができなかったということで、荒山調教師はいつものように泣きのコメントを出していたんですが、 終わってみれば、ララベルらしい勝負根根性を存分に発揮したすばらしい走りで、地力の高さを改めて感じさせてくれました。 強風が吹いて肩掛けもバタバタ揺れていたんですが、何も動じないでどっしりした精神力の強さもララベルの武器でしょう。 「三冠という意識が強くなった」と荒山調教師も言っていて、2006年のチャームアスリープ以来となる牝馬レースの三冠馬が誕生するのか興味深いです。 この後は4月23日の東京プリンセス賞に進む予定です。 さぁ、竹之上さんも書いていましたが、兵庫から参戦したトーコーヴィーナス(兵庫・吉行龍穂厩舎)はララベルと死闘を演じて惜しくも2着でした。 田中学騎手を背に持ち前のスピードを生かして先手を取ると、早めにララベルが迫ってきても渋太く粘り、ララベルから半馬身差。 すでに名古屋遠征で長距離輸送は経験しているものの、今回はさらに輸送時間も長かったんですが、それでも体を減らさずに増やしてきたのも立派でしたね。 「初めての左回りだったので、右へと流れる走りになっていました。以前乗せて頂いていた時よりも大人になっていたし、NARグランプリで表彰された馬に最後まで食らいついて、先行力も通用するのがわかりました」と田中騎手。 吉行調教師のお話しでは、初物尽くしの中でも頑張ってくれて、初めての長距離輸送も苦にしなかったことは今後に向けても収穫ということでした。スピードはあっても道中は掛からないタイプだけに、距離に関しては心配していないということです。 この春はグランダムジャパンの優勝を目指していきたいそうです。最終的には関東オークスに挑戦するのか?地元のダービーを使うのか?これから考えていくそうですよ。 トーコーヴィーナスも本当に強い馬ですね。最近の古馬牝馬のダートグレードレースは中央勢に押されっぱなしですが、南関東の牝馬たちももちろん頑張って、地方競馬の牝馬戦線がもっともっと盛り上がっていくといいなぁと思います! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月29日 12時44分59秒
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