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2015年09月11日
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カテゴリ:古谷 剛彦
 金曜日は古谷が担当します。

 台風18号で被害に遭われた皆さまに謹んでお見舞い申し上げますと共に、皆さまの安全と、被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

 先週末でJRA夏の北海道シリーズが終了しました。太田さん、坂田さんと北海道に関わる人たちが今週のブログで書かれていますが、夏の北海道シリーズは中央、地方に関係なく、競馬界におけるビッグイベントです。夏競馬のクライマックスが札幌記念で、その前後にあるエルムSとキーンランドC、そして札幌2歳Sは秋のG1に直結するレースでもあります。

もいわテラス.jpg
(もいわテラスから見るレース風景)

 ブリーダーズゴールドCと札幌記念が終わると、一気に秋が来たような冷たい風が吹きます。かつての16週に戻ることを切に願いますが、とはいえそれが叶わない可能性が高いのも重々承知しています。ただ、札幌競馬場には多くの可能性を感じる1年だったことも実感します。

 ビギナーズセミナーの講師をしていて、グランドオープン2年目の今年は新規ファンがどれだけ来るのか…と思いながら来られる方々を待ちわびていましたが、昨年に匹敵するほど多くの新規ファンが札幌競馬場に来場されました。競馬が初めて、という方が決して少なくありませんでした。さすが190万都市の札幌です。札幌は、単なるローカル開催で括ってはダメな場所でしょう。大都市として、もっと可能性を見出すことはできるはずです。何とか1週でも、来年は延びてくれないかなと本気で思います。

 さて、今週はJRA未勝利交流が水曜日に行われたので、中央の関係者も来ていたことから、まだ夏の名残りなイメージはありました。武藤調教師は色んなところでバッタリ会うことが多いほど、お互いに動き回っています。今年、最もビックリしたのは、函館に向かう途中の七飯町のトイレでバッタリ会った時。車の中で電話をしている武藤師が気づいて、函館競馬場に着いた後に

「あんなところでもバッタリ会うなんて、ビックリだね」

と談笑しました。この1カ月で2度、門別での交流に武藤厩舎は挑んできましたが、いずれも未勝利脱出ならず…。この時期のホッカイドウ競馬3歳馬は、結構骨っぽいですからね。残念ながら、そうした馬たちはJRAでの残留は叶いませんでしたが、地方で2勝ないし3勝して出戻ることも可能な現状です。3歳馬たちの今後の動向は、各地方競馬の入厩状況をしっかりチェックしていきたいですね。

 さて、今週のホッカイドウ競馬は重賞こそありませんでしたが、個人的に注目していたレースが2つありました。まずは水曜10Rに行われた「ウィナーズチャレンジ7」。サンライズCから北海道2歳優駿につながる重要なステップレースに、ブリーダーズゴールドジュニアCを制したストレートアップ、その2着馬・スティールキングが登場。ダートで負けなしのタービランスなど豪華な布陣で行われました。

 1番枠からタービランスが先手を主張。それにトッケンドーナやトロヴァオ、さらにスティールキングなどが続く展開で、前半から

19秒0-12秒4-13秒2-13秒6-13秒6(最初のタイムは1.5F)

というレースラップで、前半3F38秒0-5F65秒0と、よどみのない平均ペースで進みました。上手く向正面でタービランスは息を入れることができたことで終いも渋太く、直線では迫られてもまた突き放すという強さで連勝しました。

 タービランスは、まだ揉まれたことがないという弱点はありますが、コスモス賞で厳しい競馬を経験した強みが生きた格好で、前走の圧勝もさることながら、今回の渋太いレース振りに新星登場を印象づけました。

 ストレートアップは3着に敗れましたが、砂を被る競馬に前半は戸惑うシーンもあった様子。外回り1700mを経験できたことで、本番には大きな収獲となりました。2着のトロヴァオ、不利があったスティールキングも含め、ハイレベルな戦いになりそうです。

 そして、木曜メインは道営スプリントトライアル「ロードカナロア・プレミアム」が行われました。こちらもエトワール賞から挑む馬が半数以上を占めましたが、グランヴァンが見事に巻き返しました。気性の難しいタイプで、道中のレース運びがポイントでしたが、クリスワールドが引っ張る展開で2番手の外でスムーズに流れに乗っていました。向正面は追い風で、この日は全体的にペースが速くなりがちでしたが、このレースのラップは

12秒2-11秒3-12秒2-12秒2-12秒8-13秒3=1分14秒0

というもの。3コーナーから4コーナーまでラップが落ちない形ながら、直線もしっかりまとまったレースラップに、後続の馬たちは成す術がありませんでした。かつては行くことで強さを見出していたグランヴァンが、今シーズンは控える形で結果を残しており、しかも平均的なラップを刻む形で勝利を収めている点に、本番でも中心になることは間違いないでしょう。

 来週は、内回りマイル戦で実施される新設重賞「旭岳賞」と、2歳短距離重賞「競馬ブック杯イノセントカップ」が開催されます。重賞2本立ての豪華ウィーク、ご期待下さい!





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最終更新日  2015年09月11日 22時15分29秒
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