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2016年09月22日
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カテゴリ:横川典視
 木曜担当のよこてんです。

 先日の9月18日、盛岡競馬第2Rにおいて、高橋悠里騎手が地方競馬通算500勝を達成しました。

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■2016年9月18日盛岡2R・高橋悠里騎手地方通算500勝達成

 高橋悠里騎手は2005年4月のデビューで今年が12シーズン目。山本聡哉騎手と同期になりますね。
 その山本聡哉騎手が地方通算1000勝を達成した時にも“デビューから振り返ってみる企画”を書きましたので、高橋悠里騎手も同じように振り返ってみよう、というのが今日のお題です。

 とはいうものの、山本聡哉騎手と同じく・・・になってしまうのですが、2005年頃はレースの写真をあまり撮っていなかったため、4月16日のデビュー戦や6月4日の初勝利などの写真は自分の手元にはありません。代わりにデビュー間もない頃の高橋悠里騎手の写真をいくつか。

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■2005年の5月頃の高橋悠里騎手。当たり前ですが初々しい。

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■同年4月の開幕時、開門のお出迎えに立つ騎手たち。左側の列の一番奥に高橋悠里騎手と山本聡哉騎手がいます

 当時の彼の印象はというと、けっこう良く喋るんだけど時々突拍子もない事を言う・・・というものでしたねえ。まああれですよ。俗に「天然」っていう、あの感じです。
 でも年のわりに肝が据わったところもあって、それが昔から高橋悠里騎手の騎乗ぶりに現れていたとも思います。

 初騎乗から初勝利まで2ヶ月近くかかっていますが、当時の新人騎手は今ほどたくさん乗れなかったので特別遅くはありません。デビュー年には15勝。山本聡哉騎手は9勝でしたし、前後の新人騎手たちに比べてみても多い方でした。

 高橋悠里騎手が注目を集めたのはトーホウライデンをパートナーに得た頃からです。2006年の末頃からコンビを組み始め、2007年の4月には特別・岩手日報杯を優勝。

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■2007年4月7日・岩手日報杯優勝


 7月には同馬と共に浦和に遠征、当時何度か行われた岩手・浦和交流という条件の『龍泉洞特別』を制しました。どの後はトーホウライデンと高橋悠里騎手のコンビはオープン級の重賞・特別の常連となっていきます。
 そして翌2008年7月の岩鷲賞。ダート1200mの重賞として行われたこのレース、トーホウライデン&高橋悠里騎手が見事優勝。デビューから4シーズン目にして重賞タイトルを手にする事になりました。

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■2008年7月6日・岩鷲賞制覇

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■2008年9月15日・青藍賞制覇

 クラスターカップへの出走はならなかったものの9月の青藍賞も制し、園田で行われたJBCスプリントへの出走も果たします。

 ちなみに、同期の山本聡哉騎手が初めて重賞を制したのは9シーズン目。前年・2004年デビューの高松亮騎手は9シーズン目。2003年デビューの山本政聡騎手が7シーズン目で坂口裕一騎手は8シーズン目でしたから、高橋悠里騎手の4シーズン目での重賞制覇は前後の騎手の中で抜きんでて早いものだったわけです(菅原俊吏騎手が岩手デビュー後4シーズン目で勝っていますが、騎手キャリアとしてはもっと長い計算)。
 勝ち星も順調に重ねて初重賞制覇と同じ2008年に100勝到達。この頃の高橋悠里騎手はこのあたりでデビューした新人騎手の中でも“出世頭”と見られていたのではないかと思います。

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■2008年7月14日・地方通算100勝達成。ミカワマドカ号に騎乗

 しかしその後は怪我で長期戦線離脱することも時々あって、例えば2008年は12月からシーズン終わりまで落馬負傷のため騎乗できませんでしたし、2011年などは9月半ば以降最後まで騎乗できなかったりも。華々しく重賞を勝ち抜いた年から逆に勝ち星的には地味な数年を送る事になってしまったのは、ちょっと残念でしたね。

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■2013年12月8日・北上川大賞典。パートナーはモズ号

 2013年の北上川大賞典で久しぶりの重賞制覇を達成したのですが、この年が67勝、翌2014年は91勝を挙げて自己最多。2015年はシーズン途中から韓国遠征に出たために岩手での勝ち星は32勝に留まったものの韓国で26勝。遠征出発前の6月にはかきつばた賞で重賞4勝目を挙げ、それを手みやげにソウルに乗り込む形にもなりました。

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■2015年かきつばた賞

 モズとのコンビ、なかなかのクセ馬と絶妙のコミュニケーションを採りながらの好レースが続いた事で高橋悠里騎手のリズムもよくなっていった様に感じた時期でした。

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■韓国・ソウルでの騎乗シーン

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■ソウル競馬場のパドックのスクリーンで紹介される高橋悠里騎手


 高橋悠里騎手は昔からわりと遠征が多かったですよね。先のトーホウライデンの話の中で触れた「岩手・浦和交流戦」には頻繁に騎乗していますし、2007年の冬には佐賀競馬で、2008年の冬には荒尾競馬で滞在騎乗していました。マカオに行った事もあるし、ソウル・釜山も含めれば、岩手の騎手の中でも「騎乗した事がある競馬場」の数が多い方に入るんじゃないでしょうか。

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■2007年1月、浦和競馬場で

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■2008年冬の荒尾遠征時の高橋悠里騎手

 高橋悠里騎手に対する自分の印象が変わったのは、やはり昨年の韓国遠征前後です。ソウルではただ一人の日本人騎手として頑張った事で段違いに逞しくなった様に感じましたね。ソウルで騎乗した日本人騎手達の中では比較的良い成績を残した事も自信になったのではないでしょうか。やっぱりこう、韓国に行く前と後では別人のように変わった・・・ように思えます。

 「10年で500勝でしょう、聡哉は1000勝しているんだから俺の500勝なんかたいしたことじゃないですよ」と言っていた高橋悠里騎手なのですが、ここ何年かは順調にシーズンを過ごせたなら年間90勝くらいになるペースが続いています。実際、今季も9月19日終了段階で57勝ですから過去最多ペース。シーズン100勝台も狙える所です。「俺が1000勝するとしたらあと10年かかりますよ!」とか言ってないで、5年、6年くらいで到達してほしいものです。がんばれゆーり!

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最終更新日  2016年09月23日 01時19分31秒



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