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カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。
先週から始まった能力検査は、21日に2回目が行われました。先週は2歳馬のみでしたが、今週から3歳以上の古馬の能力検査が始まりました。2歳は800mですが、3歳以上は1000mで実施され、受検馬の格付けに応じて基準タイムが異なります。未出走馬、半年以上の休養馬、タイムオーバー明けの馬などが受検する形なので、2歳馬の能検よりハラハラドキドキすることは少なくありません。実際、不合格の馬が出ましたし、その馬たちは開幕までに毎週ある能検で合格を目指す形となります。 先週のブログにも書きましたが、能力検査を受検した馬たちの上がり3Fやレースラップは、ブログ「なまらふるやっち」に掲載していますので、この数字を参考に能検動画を見て頂ければと思います。 さて、能検が終わると、数分後にはゲート練習が始まります。2歳馬が能検を受ける際、ゲート練習を2回行うことが義務化されています。能検を終えたばかりの騎手たちが、休む間もなくゲート練習に向かうこともありますが、21日は真っ先にシルトプレが馬場に出てきました。 (馬場へ向かうシルトプレ) シルトプレは、15日の坂路で今年最初の追い切りを行いました。3F36秒0-2F24秒2-1F12秒5(直一杯)と、攻め駆けはしないタイプでごく普通のタイムでした。今回は内走路でのゲート練習を兼ね、飛び出した後はスピードを緩めず、終始馬場の大外を回り、直線は石川倭騎手がしっかり追って、ゴールまで駆け抜けました。個人的に計測したラップは、4F51秒2-3F37秒9-1F12秒9(直一杯)でした。米川昇調教師は、 「北海道のシーズンが始まる前の調整なので、やはり難しさがあるのは確かです。現状はまだ動きが重い感じはしましたが、あと1本あるので、しっかり調整していきます」 と話していました。その話の後に 「昨年のエルムSで強い馬と揉まれ、今までと違うレースぶりで5着に追い込んだ経験が、その後の走りにつながっていると思います。左回りの方がパフォーマンスが良いので、川崎記念を目指すことにしましたが、相手が強いとはいえ、強い相手にぶつけていかないとね。夏の大目標のためにも、頑張りたいと思います」 と続けて話してくれました。海を渡らなければならない立地の不利がありながら、ホッカイドウ競馬の陣営は挑戦の気持ちを抱いています。これが、レースレベルを高める最大の要因です。昨年のホッカイドウ競馬年度代表馬の走りを、「川崎記念」で大いにぶつけて欲しいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月31日 23時08分58秒
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