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カテゴリ:鈴木セイヤ
土曜日担当は園田、姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。
令和5年度開催最後の3日間シリーズが行われた園田競馬。今週は火曜日のみ不安定な天気となりましたが水曜日は快晴、木曜日はメインまで天気は持ってくれました。 3月26日 メインレースは新子雅司厩舎のクフィールが逃げ切りで勝利。鞍上の小谷周平騎手が地方通算600勝を達成!今年に入って惜しいレースが続いていた小谷騎手。その悔しさを晴らす逃走劇でした。 クフィールはイグナイターの野田善己オーナー所有馬。ドバイにいるイグナイターへエールを送る勝利となりました。 ☆遠征結果 〜黒船賞〜 3月26日 高知競馬場 第26回黒船賞(Jpn3) タイガーインディ 3着 道中は中団で待機すると向正面からスピードアップ。勝負どころは外を通らされますが脚色は良く4コーナーで3番手に浮上します。前を行く2頭には届きませんでしたが最後まで良い伸びを見せました。次走は5月の兵庫大賞典を予定しているタイガーインディ。強豪相手に自信をつけた兵庫の虎が新装された伝統の重賞に向かいます。 3月27日 メインのA1特別は森沢友貴厩舎のハナブサが好位から抜け出しての勝利。58kgを背負っているとは感じさせない伸びを披露しました。 中央未勝利でしたが兵庫で才能開花。広瀬航騎手と共にオープンまで上がり金沢スプリントカップでタイトルを掴んだハナブサ。兵庫短距離路線注目の1頭です。 3月28日、令和5年度開催の最終日となった園田競馬はJRAの小牧太騎手、JRAルーキーの吉村誠之助騎手が場内を沸かせました。 小牧太騎手はJRA交流以外の5鞍は兵庫時代に着用していた騎手服で騎乗。昔から園田競馬をご覧になっているファンの方から熱い声援が飛んでいました。 第2競走で弟の小牧毅厩舎所属のメイショウマサカリで1着。園田競馬場での勝利は5年ぶり。兄弟タッグでの勝利に場内は沸きました。小牧毅厩舎所属馬での勝利は初めて。2011年11月17日以来2回目で兄弟タッグ初勝利。 JRAの吉村誠之助騎手は第5競走をカンナリリーで1着。園田競馬場では通算3戦目で初勝利。続く6レースも勝ち1日2勝をマーク。中央、地方通じて初のマルチ勝利を記録。 日曜日に阪神競馬場のメインでJRA初勝利。2日後の火曜日には高知競馬場で地方初勝利を挙げた吉村誠之助騎手。故郷の園田で力強い騎乗を披露してくれました。 「生まれ育った競馬場で乗れるのを楽しみにしていました。(競馬学校入学前に)トレーニングで馬場を走っていたのでコースの特徴は知っていました。勝てたことは嬉しいですが騎乗面で反省するところがあったので、この経験を今後に活かしたいです」。 吉村誠之助騎手成績(8鞍) 7,2,1,1,6,2,11,5着 父の吉村智洋騎手は「まだまだですね。これから経験を積んで成長してくれたら」と厳しい評価。 騎手の世界に飛び込んだ息子の将来を期待しています。 JRA交流の水晶山特別は下原理騎手騎乗のJRAマイラッキーデイが頭差制して初勝利。下原騎手は今週すべてマルチ勝利を記録しました。(3日間で7勝) 「小牧太騎手の騎手服姿をみて懐かしい感じがしました。吉村誠之助騎手も初めて遠征してきて、今日はお祭りのような雰囲気でしたね」。 近畿、四国、九州地区の3歳馬の新設交流重賞。第1回ネクストスター西日本が園田競馬場で行われ、JRA小牧太騎手が騎乗した高知のリケアサブルが勝利! リケアサブルは道中3番手追走。クラウドノイズとホーリーバローズを見ながらのレース。1〜2角で折り合いを欠く面を見せますがすぐに落ち着きます。楽な手応えのまま4コーナーを迎えると、先に抜け出したホーリーバローズを差し切りました。 2着はワンウォリアー、3着はホーリーバローズが入り高知勢がワンツースリーを決めました。 地元最先着はクラウドノイズの4着。ハナを主張しますが高知勢にマークされる厳しい展開。それでも直線も最後まで渋とく粘りました。 小牧太騎手アラカルト ★重賞制覇は8年ぶり。2016年のサマーチャンピオン(佐賀・Jpn3)以来。 ★園田競馬場での重賞勝ちは20年ぶり。2004年の姫山菊花賞(カネトシパッション)以来。 ★園田競馬場での騎乗は1年8か月ぶり。 ★兵庫での勝利は5年ぶり。 2019年6月27日 JRA交流 淀川特別 アウトバーン以来。 ★エキストラ騎乗Vは19年ぶり。 2005年3月23日姫路10R以来。 小牧太騎手 3月28日成績(6鞍) 1,3,3,4,1,7着 騎手服で1日2勝をマークして兵庫のファンを沸かせました。 「同期の田中守調教師の馬で勝つって思ってもみないことが実現出来て良かったです。何年かぶりに園田に来て、今日は6鞍でしたけど本当は8鞍乗りたかったですけどね。『まだまだ乗れる』と実感しました。やはりこの勝負服着たらいつも以上に燃えるところがありますね」。 リケアサブルは先月の兵庫ユースカップに続き連勝で重賞2勝目。 管理する田中守厩舎は兵庫の重賞4勝目。今年は先月の兵庫ユースカップに続いての勝利。騎手時代の同期、小牧太騎手とのコンビで重賞制覇を決めました。リケアサブルの騎乗は小牧太騎手から田中守調教師に直談判。馬主の快諾もあって実現した強力タッグが最高の結果となりました。 今年からスタートした3歳短距離シリーズの開幕カードとなったネクストスター西日本は高知勢が強さをみせつけました。なお、第2戦は来月29日の兵庫チャンピオンシップ。3戦目は11月の楠賞となっています。 兵庫三冠路線も見直しが行われ、1冠目が来週4月3日の菊水賞、2冠目が7月の兵庫優駿、最後は10月の園田オータムトロフィーとなりました。路線整備元年で今後どんなドラマが見られるのか?非常に楽しみです。 今夜!イグナイター世界へ挑戦! アラブ首長国連邦で行われるドバイゴールデンシャヒーンに挑むイグナイター。決戦は今夜です!! 先週末に現地入りしたイグナイターは、メイダン競馬場で調整が進められました。レースで騎乗する笹川翼騎手を背に最終追い切りを消化。順調にメニューをこなして大一番を迎えます。 イグナイターの様子や枠順抽選会場の画像は新子雅司調教師のSNSで発信されています。 ゲートはフェブラリーステークスに続き最内枠。世界相手に1200mでどんな走りを披露してくれるのか週末が楽しみです。イグナイターへのご声援を宜しくお願いします。 ドバイゴールデンシャヒーンの発走予定時刻は23時25分です。 来週の園田競馬は火水木の3日間開催。4月3日と4日の2日間は、ばんえい競馬のイベントが場内で実施されます。詳細については園田競馬のホームページでご確認をお願いします。 第56回菊水賞が4月3日(水)、牝馬のダートグレード競走、第1回兵庫女王盃が4月4日(木)に行われます。菊水賞はマミエミモモタロー、マルカイグアスが不在で大混戦ムード。新装された兵庫中距離路線の3冠レース1戦目。勝ち名乗りを挙げるのはどの馬か? 主な登録馬 ウェラーマン トウケイカッタロー モンゲーギフト ミスターダーリン クラウドノイズ など 大井で実施されていたTCK女王盃が今年から舞台を関西に移動。レースタイトルは兵庫女王盃と生まれ変わった古馬牝馬のダートグレード競走。兵庫からは重賞4勝馬のスマイルミーシャが参戦予定です。1月のコウノトリ賞以来ですが、飯田調教師は「一息入れて状態は良好です。さらに力をつけている感じがします。間隔を空けた方が良いタイプかもしれません。実績馬相手にどこまでやれるか楽しみですね」と成長を続けるスマイルミーシャに期待しています。 兵庫女王盃 登録馬 園田・姫路競馬場 | お知らせ | おしらせ詳細 (sonoda-himeji.jp) アイスバーグ号の献花台設置が終了しました。沢山のメッセージありがとうございました。ファンの皆様の熱い気持ちはアイスバーグに届いているはずです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月30日 07時00分10秒
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