だいすけの琉球国放浪記

エージナ島のある北名城ビーチに向けて歩いてみた。

すると、アスファルト未舗装のスージが・・

道の両側に石灰岩の石垣が、連なっている。
奥の方に赤瓦屋根の家屋が、数件あるのが見えた。

道には、珊瑚砂は撒かれずに南部特有の砂泥質の土が、剥き出しになっている。



何か、感動してしまった。
昔の沖縄の姿が、劣化しながらも残っている。

戦前から残っているのか？それは判らないが、だとするとあの沖縄戦を生き残った家並みと言う事になる。素晴らしい。

竹富島みたいな法律に守られて残った家並みではない。
素朴に人が、住み続けた結果だ。

本島に惜しいのは、福木の屋敷林が残ってないこと。
戦前の航空写真を見ると、本島全域の全家屋が福木の垣で囲まれていたのが解る。
決して、おおげさではないのだ。

残念ながら、こういった家並みが見れたのは、このスージのみ。



前から、首里や浜比嘉の町並みを見て、何故本島では昔の町並みを保存しようとしないのだろうか？と思っていた。

何故、昔の沖縄の町並みを見るのにわざわざ竹富に行かないと見れないのか？

伊計島なんか、昔からある福木の屋敷林が、かなり残っている。
無いのは、赤瓦の家なのだ。

やはり、久高島か浜比嘉島あたりが、景観再生の名乗りを上げて欲しい。

はっし、勿体無んしが・・

スージを抜けるとウージ畑があり、防風林越しにビーチとエージナ島が見えた。

風の頃やよし！

さて、そろそろ行きますか！



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