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カテゴリ:リフォーム
こんにちは、大眉 礼季です。
先日バリアフリーへの改装の見積もり依頼があり、さっそくお伺いしました。 依頼主様によると「今はまだ元気だが、先の事を考え車椅子でも生活出来るよう改装したい。」とのこと。 なるほど、築70年になる母屋は段差が高いうえに多い。土間を挟んで段差の違うキッキンがある。さらに旧家屋によく見られる浴室・洗面・トイレが母屋と離れているなど生活動線にかなり無駄があり、ご老体には少々過酷な造りと思えた。 依頼主であるご主人様のご希望を聞き、対応策・改善策などをお話ししている時のこと。 奥様:「今のままで良いじゃないですか。」 ご主人:「どちらかが体が不自由になった時の事を考えてるから馬力のある今、やっときたいんや。」 奥様:「その時は施設に入ったらよろしいですやん」 と。お二人の話合いが続きますが、要は ご主人様は ・生まれ育ったこの土地この場所で最期まで過ごしたい。 ・施設などは中に入ってまでも「縦社会」が存在し、逆に疲れる。 ・女同士は誰とでも仲良く出来るかもしれんが・・・・ ・今は介護も出張サービスがある。 奥様は ・車椅子になったら施設に入りたい。 ・往診してくれる医者も今はいなく、緊急時が不安 ・バリアフリーにしてもいつまで命がもつか・・・ などなど。 皆さんはご自分の老後を考えていますでしょうか? 私はこのお二人の会話を聞いていて初めて自分の老後を考えました。それは定年後の生活や 年金など金銭的なものではなく。自分が要介護者になった時の生活など・・・・ お二人とも間違ってなく正しいのですが、やはり男性は土地や家に愛着を持ちいつまでも住み続けたいのでしょう。 それに対し女性は男性ほど愛着は無く、かえって冷静な判断といえるかもしれません。 最後に一つ。 このお宅は最近大手白蟻メーカー(S)の防除工事をされていたのですが。。。。 工事代金が約3百万だったとか。。。 一通り施工内容を拝見しましたが。。。。う~ん^^;考えさせられます。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月19日 18時07分43秒
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