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映画ドラマ・千一夜

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January 14, 2008
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カテゴリ:韓国ドラマ
総合点:87 ★★★★+
(構想)=8.8 (面白さ)=8.8 (セリフ・シナリオ)=8.4 (キャスト)=9.4

●2004年度 韓国ドラマ KBS 演出 キム・ピョンジュン 出演(カッコ内が役名)
◇オ・ヨンス(チャン・ミヨン)
 大学を出て会社に勤め、幼馴染みだったイ・ミンソクと結婚後、専業主婦となる。今は8歳のコッピと7歳のタンビ、二人の子供を育てる毎日を送っている。夫を会社へ送り出し、子供を幼稚園バスに乗せた後、散らかったテーブルで独り朝食を採りながら、ふと、私の人生はどこへ行ったのだろうかと溜息を付くこともあるけれど、基本的には逞しい彼女、特価の白菜目当てに猛ダッシュ、洋服の特売コーナーでも負け知らずという元気オバサンだ。家族でソウルの高層マンションを買い、越してくるが、突然、夫に「好きな人が出来た」と告白される。
◇キム・ヨンホ(イ・ミンソク)
 33歳。金持ち相手にゴルフ・ツアーやモーター・ボート、ウォーター・バイクなどを扱う輸入販売業を営む会社の社長をしている仕事一途な真面目な男。妻も子供も愛しているが、会社の仕事でテレビ通販をした際に、ナビゲーターの可愛い女性と知り合って恋に落ちてしまう。
◇ホ・ヨンラン(ファン・ヨンジョン)
 テレビ通販番組の売れっ子ナビゲーター(ショー・ホスト)。優しく優雅で品があり、知的な魅力を感じさせる。仕事の準備も人任せしない才色兼備のお嬢さんで身持ちが固い。お金持ちの御曹司・チョン・セジュンと1年間交際しているが、彼は「結婚を出世のための機会」と割り切る男だった。
◇オ・ジホ(ナム・ギョンス)
 28歳。バイトしながら時間に縛られずに暮らす自由人、人情のある男。ミヨン家族がソウルに引っ越すとき引越しトラックを運転してきて、ミヨン家族と知り合う。先輩がミヨンの住む部屋の隣に住んでおり、その伝でビデオ屋でバイトしながら先輩の部屋に住み込む事に・・・。コッピ、タンビと仲が良い。
◇キム・イル(ソン・ジェウォン):ミンソクの仕事のパートナーで専務。
◇チェ・ラン(コ・ミョンオク):ヨンジョンの一番親しいテレビ会社の先輩。ミンソクとも知り合い。
◇チョン・ドンファ(チョン・セジュン):ファン・ヨンジョンの恋人。政界の或る府の長官の娘と結婚しようとし、ヨンジョンと気まずくなる。
◇シン・ユジョン(イ・ユギョン):ミヨンの高校の同級生。肥満専門クリニック院長の夫人。同じ棟のマンションに住む。
◇キム・スンファン(ナ・チョルス):ユギョンの夫
◇キム・ユソク(ソク・テウ):ミヨンの昔の職場の同僚で、今は監督デビューを目前に控えた売れっ子シナリオ・ライター。バツイチ。
◇バン・ヒョジョン(ヤン・スンシム):冷麺屋の社長。
◇パク・ジュア(マ・ヨンスン):ミンソクの母親。
●33歳のミヨンは、夫の会社の業績アップによってマンションを買うことになり、ソウルに引越してくる。トラック代を節約するため、バイト・キョンスの運転するトラックに娘コッピと息子タンビを乗せて・・・。引越し早々、隣の住人が自殺を企て、屋上で駄々を捏ねるが、ミヨンが説得に行く事になってしまう。
 幼馴染の縁で結婚した夫は真面目男で仕事一筋、子供にも愛情を注いで良い夫だったが、このところ怪傑オバサンと化しているミヨンと、ときどき口論することも・・・。それでもミヨンの日々は充実していた。
**********************多少、ネタバレします*******************
●ドラマの最初、トラックが大きな橋を渡ってソウルに越してくるところから軽快なリズムで、先行きを期待させるドラマです。「ラジュー出世する」の中で流れたようなアレンジの曲も良ければ、倹約上手なミヨンの感じもよく出ている。また、マンションで起こる数々の事件も、ちょっと大げさではありますが、登場人物の性格を示すのには旨い演出だし、家族想いのミンソクが、どうしても気になってしまう可愛い女性=ヨンジョンと、突然一夜を過ごしてしまい、彼女が実は凄く真面目な女性だったことを後から知って、燃える恋をしてしまう行も非常にスピーディーで演出が旨い。
●惜しむらくは22話と話が長いこともあって、離婚してからのミヨンが経験する数々の職業を描いてゆく中で、同じ感じの演出が繰り返されて少し中だるみする感があり、また、次々と沢山の人間が新規に登場して、少し散漫な印象を受けます。
 将来の生活に不安を感じたミヨンが全財産を友達の会社に投資する行も、逆に、ミンソクがフランスの会社から化粧品を輸入する際に騙されて一気に財産を失う辺りも、ジェットコースター的お話過ぎるキライがあって、「例によって・・・」の感が出てしまいますが、まあ、筋は通っていないわけではない。
●このドラマに登場する人物は、ミヨンを破産に追いやる事になる友達のキョンヒにしても、いつも怖い系の部下を引き連れているクラブの社長にしても、バツイチのミヨンの元同僚の映画監督にしても、エバーグリーンの先輩社員にしても、冷麺屋の主人であるスンシム女史にしても、みなそれぞれが「いい人で」あることが、ドラマを暗くせずにある種の明るさを保っていて、それは、コンピとタンベの性格や行動の様子にも表れている。
●基本的に、家族を辛い渦に巻き込む元凶はミンソクなのですが、ミンソクの感情も端から見て分からない訳ではないし、世の中ではときどきこういう形の手順というか運命で、人生が走り始めてしまってから本当に好きになる人に出会ってしまうことも実際あり得ることです。
●大きな失敗をするドジな面もあるミヨンだけれど、彼女の心のありようは終始一貫していて好感持てるし、彼女を取り巻く人々も、悪意のない中での進行で、結末(読者が期待しているところに収まるのですが)に来てみるとやっぱりホッとする感じがあって、結局終わりよしの評価に落ち着きました。
●ミヨン演じるオ・ヨンスさんは、最近のドラマでは「朱蒙」の主役の一人・気高いユファ夫人を好演しているし、「雪だるま」の中でも主人公の姉で、美人で素敵なフライト・アテンダント=ソ・ヨンジョンを演じて、良い演技をしています。ここでは、それらのときにはないコミカルな演技も披露して新しい面を見せ、良かった!
 また、「新入社員」では悪役側のイ・ポンサムを演じ奇妙な味を出していたオ・ジホ・シーですが、ここでの「懸命に生きるミヨンを好きになるナム・ギョンス」は好感持てる好青年で、僕的にはこちらの方が良かったです。(ストーリー的にも、親の財産で生きようとせず、苦労しても自力で生きようとしている姿勢が好感持てる)
 他にはミンソク演じるキム・ヨンホ・シーもホ・ヨンランさんも、それぞれの役に嵌った演技で旨い。という訳で、このドラマは四人の主人公のバランスがよく取れている印象でした。
(そのどの人にも端から理解できる事情と、好印象がある)
●韓国では放映時、視聴率が30%越えていたとあります。最終話は35%ほど。良いドラマはやっぱり視聴率が高いんですね。=なんやかんや言っても、視聴率には正の相関があるようです。
●合わない人と生活を共にするのは苦痛です。なんと言っても「毎日」のことです。互いの遣れる範囲の努力でも超えられないような障害があるのなら、新しい道を選択するのも一つの道。離婚して別な人と一緒になって幸せに暮らしている夫婦を、僕は現実に何例も知っています・・・。





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Last updated  January 14, 2008 07:06:53 AM
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