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映画ドラマ・千一夜

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March 15, 2011
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カテゴリ:韓国歴史ドラマ
評点 ★★★★☆~★★★★★ 構成=92 音楽=97 せりふ=97 エンディング=93 性格の描き方=98

【25%OFF】[DVD] 幻の王女チャミョンゴ DVD-BOX 第1章
●2009年度 韓国ドラマ SBS プロデューサー:ホ・ウン 演出:イ・ミョンウ 脚本:チョン・ソン キャスト
◇プク(不哭)/チャミョン(自鳴):チョン・リョウォン(子役:イ・ヨンユ)
 楽浪建国の立役者であるチェ・リの第一夫人の娘。赤ん坊の時、胸を刺されたまま山東へ流される。
◇ホドン(好童):チョン・ギョンホ(子役:ヨ・ジング)
 高句麗の第三代王=無恤の息子で太子だが、敵国扶余出身の母親に生まれたため、王宮に味方が少ない。ピリュナ族出身の王妃=メソルスに嫌われている。
◇ラヒ(羅姫):パク・ミニョン(子役:チン・ジヒ)
 チェ・リの第二夫人の娘で不自由なく育つ。のち、楽浪国の王太女となる。最初、ホドンを嫌うが、いつしか心惹かれてしまう。
◇ワン・ホル(王忽):イ・ジュヒョン(子役:パク・コンテ)
 イ・チェリと並ぶ建国の雄・ワン・グェンの末の弟で、のち楽浪国の大将軍となる。
◇ワン・ジャシル(王紫実):イ・ミスク
 チェ・リの第二夫人で美人で野望家。ワン・ホルの姉。ラヒの実の母親。
◇チェ・リ(崔理):ホン・ヨソプ
 漢に支配されていた楽浪を独立させた立役者で王。ラヒとチャミョンの父親。
◇ソン・メソルス(松梅雪秀):ソン・ヒョナ
 高句麗の王妃。
◇ムヒュル(無恤):ムン・ソングン
 高句麗の第三代の王。ホドンの父親。
◇モ・ヤンヘ:コ・スヒ
 偉丈夫な、ワン・グェンの妻。のち、ワン・ホルの妻となる。
◇モ・ハソ:キム・ソンニョン
 チェリの第一夫人で、賢婦人。チャミョンの母親。 
◇ウルトゥジ:イ・ヨンボム
 高句麗の右大臣で、ホドンの師。誠実な男。
◇ヨラン:キム・ガヨン
 ムヒュルの妹でお転婆な王女。
◇ウナル:イ・ハヌィ
 高句麗の大将軍で、ヨランの夫。
◇チャチャスン:イ・ウォンジョン
 プクの養父。喜々浪々団を主宰する。
◇ミチュ:チョ・ミリョン
 チャチャスンの妻。プクを育てる。
◇ワン・グェン(王宏):ナ・ハニル
 チェ・リと共に楽浪国を建国した男。モ・ヤンヘが妻。
◇チソ:パク・ヒョジュ
 ジャシルの女官。
◇ソソ:カン・イェソル
 喜々浪々団の団員。
◇イルプム:ヨ・ウックァン
 モ・ハソの侍女の息子。プクと兄妹のように育つ。
◇トンゴビ:チ・ソンウォン
 イルプムの叔母。モ・ハソの侍女。
◇ホゴク(壺谷):チョ・ギョンフン
 漢が支配する楽浪郡の太傅だった男。建国時、ワン・グェンに足の筋を切られ、復讐に燃える。プクとイルプムの剣の師となる。
◇チュバルソ(鄒勃素):パク・チョンウ
 高句麗の左大臣。
◇ヘエウ(解愛婁):オ・ウンチャン
 ムヒュルとメソルスの間に生まれた幼い王子。
◇ソン・オック:ユン・ジュサン
 メソルスの父親でピリュナ族族長。高句麗で大きな勢力を持つ。
◇テチュ:ユン・ソヒョン
 ホドンの護衛兵。
●あらすじ
 古代朝鮮時代、楽浪郡は漢に支配されていたが、人民は、太守であるユ・ホンの横暴になんとか耐えていた。軍の要衝であるワン・グェンとその義理の弟チェ・リは、太守に反旗を翻し、多大な犠牲を払って楽浪国を建国する。
 チェ・リには二人の娘があったが、天文官チャムクと第二夫人のジャシルの陰謀で、一人の娘・ラヒは娘として育てられ、もう一人の娘(第一夫人の娘)は名も付けられないまま川に流される。やがて、その娘プクは、山東半島で生き延び、高句麗の王子ホドンに気に入られ、高句麗で暮らすことになる。
************* 多少ネタバレ *************
●感想
 こうしたドラマは、好き嫌いがだいぶ出るようで、インターネットでの感想を見るに、絶賛の人と、その逆の人がありました。人間って、不思議です!
 さて、私の感想は、というと、かなり肯定的です。すでに「善徳女王」は視聴済で、あれはあれでものすごくおもしろかったのですが、こちらはこちらで、やっぱり大変に面白かった。普通、SBSのドラマは終わり方がいつも微妙で、最後に失敗、ってことも多いのですが、このドラマは意外と上手く終わっており、納得性が高かったです。
●最初、太鼓の話、ということで、これはなんだ? というような気持ちで見始めたし、主人公となるチョン・ギョンホは、どこか弱弱しい感じがあり、「ごめん、愛してる」の演技から、時代劇には向かないのでは? という先入観がありました。
 ですが、第一話が終わり、チャミョンゴが出来上がって高句麗の王と王子がそれを見に来るところが描かれ、それを最初の予言に、時代を遡って楽浪の建国が始まる段階になると、早速嵌ってしまいました。
●まず、人物配置が上手いです。楽浪では、勇猛果敢な男ワン・グェンと、冷静な男チェ・リが義兄弟となっているし、そのチェ・リに良妻賢母の第一夫人と、野望家で美人の第二夫人が居るのも上手い。また、ワン・グェンの妻が偉丈夫なモ・ヤンヘという辺り、心にくい配置です。特に、モ・ヤンヘの設定が上手いなあ、と思いました。
●このドラマでは母親の違う二人の王女が、いろいろな面で競うことになるのですが、それは母親の間での葛藤でもあり、ホドン王子の想いの発露でもあり(彼が意図的に近づいているか本心で惚れているのか)、このあたりの描き方も上手い。
●それに、高句麗の王宮が一筋縄では行かず、勢力争いの連続であって、日々、いつ殺されるかわからない状況でもあるところがミソになっています。
●役者は皆、上手く演じていますが、唯一、気になったのは、ムヒュル王です。前半のムヒュル王は多少慈悲深い感じも持っており、後半の無慈悲と少し合わないような感じがありました。もっと恐ろしい感じの人が演じても良かったかな? と思います。
●当初50話の予定を、善徳女王との対峙で視聴率で負け、39話になったようですが、後になって纏まってみている私としては、物語に「すごく変だ」という感じは、していません。上手い物語は、たいてい登場人物が多いために、最初はゆっくりとした展開となり、後半から加速がはじまって一気に終わる! 良くできた推理小説もそういう展開です。このドラマも結果的にはそうなっていて、納得性が高いし、チェ・リ、ラヒ、王妃の最後も、きっとああいうふうなのでしょう・・・。
●心の奥に、初恋であるホドン王子を慕いながら、彼の冷静で冷たい本質にも気が付いているプクの心情の在り方が大変微妙で、この物語としては、最後に若干ミステリアスな余韻を残すけれど、いずれにしても、「これはある意味のおとぎ話だ」、と考えて、最終話の一気に進む終結場面も、意外と納得に感じました。(特に、ワン・ゴルとモ・ヤンヘ、ホドンとチャミョンの恋の結末など)
●人物の性格描写は上手いなあ、と思います。正直、私が今から修行しても、これだけの作品は自分には作れないです。楽浪を滅ぼしたムヒュルの前に、高潔だったチェ・リも愛情豊かなモ・ハソも、そしてラヒもハドンもチャミョンも無力だったことを思うと、久しぶりに何ともいえないつらい辛さみたいな、人間として生きることの辛さみたいなものを感じてしまいました。
●ということで、SBS作品としては久しぶりの合格点★5つです。
●最後に。
 音楽が良いです! チャミョンと王子の二人の場面で流れる歌の旋律が良いし、歴史ものらしい広大さと戦闘場面に流れる曲も秀逸です。音楽は非常にレベルが高いなあ、と思いました。正直、毎回毎回、面白かったです!!





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Last updated  December 2, 2018 08:05:52 PM
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