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カテゴリ:アニメ・人形劇
評点 ★★★★☆ デザインが秀逸 物語も良かった。
[DVD] フレンズ もののけ島のナキ 通常版 ●2011年度 日本アニメ 監督:山崎貴 八木竜一 浜田廣介作の『泣いた赤鬼』にヒントを得て制作 声の出演: ◇ナキ/香取慎吾 ◇グンジョー/山寺宏一 ◇コタケ/新堂結菜 ◇他 YOU 加藤清史郎 FROGMAN 阿部サダヲ ●あらすじ 雲に隠された海の先に浮かぶ、もののけ島。恐ろしいもののけが住むといわれ、近づくことすら禁止されているこの島へ迷い込んだ赤ん坊コタケ。そこにいたのは200年もの間、人間に怯えながら暮らすもののけ達だった。「オラは人間なんか大嫌いなんだ!」人間との戦で母を殺され、人間嫌いになってしまった赤鬼ナキは、コタケを目にして驚く・・・。 ************* 多少ネタバレ ************ ●感想 まずは、人間/もののけの造形が秀逸で、これにビックリ。また、その動きが秀逸で、感心してしまいました。この時点で、もうこのアニメは、合格、っていう感じです。 物語は、昔の人間ならではの想像力から得られた(彼らには科学的知識が無かったので、進む先は、自分らの力では手におえない部分を、進入禁止区域として縄で結び、結界的扱いにする)世界で進むのですが、これまた上手く仕立てられている。特に良いのは、人間側が想像したもののけの世界の住人の姿と、実際のもののけ島の住人に大きな差異があることで、怖いものは一方的に排除しようとする人間側の在り方が、顕著に示される辺り、設定は上手いです。 その中で、スーパー能力を保持する二人のもののけ(ここでは、ほぼ鬼の形をしている)、ナキとグンジョーが活躍します。 この二人と、突然やってきた、本来なら敵であり、成長すると恐ろしい怪物になる人間の子=コタケの三人の間の会話、動き、心理状態の変化の描き方は大変上手く、正直、感心してしまいました。(ナキの後ろ姿の見事なこと!) 87分の物語なので、後半、どうなるのか心配でしたが、童話+7人の侍的な範囲で上手くくくられ、物語が若干の悲哀を帯びたまま終わる辺りは、よく描けているなあ・・・、と、感心しました。 ●童話というのは、物語の原点です。ハリウッドが、スーパー能力を持った何とかマンを仕立て上げて、凄い映像で圧倒しながらエンターテインメントを作っても、小さな子供たちの心を、ほんの短いお話で捉えてしまう能力は、童話の方がはるかに優れる。また、人間としての心理の深いところを、一瞬にして捉える・・・。今回も、それをつくづく感じてしまいました。 ●ナキとグンジョーのセリフが良いです。大婆様の造形は、ほとんど「風の谷のナウシカ」からで、少しこそばゆい感じがしましたが、他は良かった。ひさびさ、良いもの、見ました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 30, 2014 07:34:07 AM
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