966362 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

映画ドラマ・千一夜

映画ドラマ・千一夜

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
February 4, 2015
XML
評点 ★★★☆~★★★★ 映像技術が優れている。

★アメリカ版★数量限定グッズ★DVD等とコレクションはいかが★フューリー 映画ポスター FURY) /REG-DS
●2014年度 アメリカ映画 監督:デヴィッド・エアー キャスト:
◇ドン・コリアー(ウォーダディー)/ブラッド・ピット
◇ノーマン・エリソン(新兵)/ローガン・ラーマン
◇ボイド・スワン(バイブル)/シャイア・ラブーフ
◇トリニ・ガルシア(ゴルド)/マイケル・ペーニャ
◇グレイディ・トラビス(クーンアス)/ジョン・バーンサル
◇ワゴナー大尉/ジェイソン・アイザックス
●あらすじ
 1945年4月、ベルリンを目指して最後の行軍を続ける連合軍に、ウォーダディーというニックネームのアメリカ人兵士がいた。彼はアフリカ戦線からのベテランコマンダーであり、M4シャーマン戦車の指揮官である。自分の戦車にフューリー(怒りの意)という名前を付け、歴戦の3人の兵士と一緒に乗っていたが、進軍を前に新兵であるノーマンが加わることになる。
●感想
 事前の宣伝が凄かったので、見て見たい映画ではあったのですが、思っていたのと少し印象は違いました。
 この映画では、歴戦の兵士たちの戦いぶりや心の在り方も描かれますが、アメリカの田舎から遣ってきた新平のノーマンが、実質の主人公かと思います。敬虔なクリスチャンで、戦争など全く不向きな彼が、戦場でどんな思いをしながら生きながらえて行くのか、という視点を取れば、物語はほぼ繋がって見えます。戦争は始まってしまえば、前線の兵士たちには、とにかく辛くて恐ろしい時間です。ただ耐えるだけの日々が続き、気は荒れ、次第に人間的な優しさが消えて行ってしまう。他の人の人生も大切である、という、本来なら持つべき平常な人間心を失わせてしまうのが、戦争かと思います。戦場では敵兵もさることながら、味方の兵も、或る意味、敵です・・・。(狂気に襲われる人も現れる)
 物語では、防御に劣勢なシャーマン戦車が、ナチスドイツのティガー戦車と戦う場面があり、集団で対抗して、数の差で勝つしか方法が無い状況は上手く描かれており、その際に多くのシャーマン戦車が犠牲になったことは伺えます。(戦車の性能比較では、1600メートルの遠距離から相手の装甲を貫けるティガーに対し、シャーマン戦車の砲は、100mmのティガーの装甲は貫けない、と、ありました) 概して戦闘場面の映像は手が掛けられており、映像技術は優れますが、ここではスターウォーズの光線銃のような色合いの球筋が頻繁に描かれており、機銃の玉や砲弾は、もっと単純な橙色であろう現実とは、ちょっと離れた印象です。
 もともと人殺しとは縁のない、真面目で敬虔な新人ノーマンをいじる古参兵など、描き方はよくあるパターンですが、ノーマン演じる俳優さんの目がかなり印象的で、この映画では一番優れている点かな? と、感じました。本当の戦闘場面とは少し違うだろう、という場面も多いのですが、人体もまた、壊れやすくつぶされやすい物体だ、という悲しい事実は、数多く表現されていて、戦争の悲しさは伝わります。
 今回は家でのDVDや映画館での視聴ではなく、国際線の飛行機で見たため、セリフは英語、字幕も英語だったのですが、あんまり早くて、意味の全部は分かりませんでした。それを文章で読んで補おうとすると、全然追いつきません。英語圏の人はあれで着いて行けるのだから、凄いものだなあ、と、感心せざるを得ませんでした。それにしても、セリフで、どうしてこんなに「エフユーシーケイ」の単語が登場するのですかね? 品位が物凄く下がると思うのですが・・・。
 アメリカが作った戦争映画では、アメリカ軍は正義の軍で描かれますが、実際、ヨーロッパを行軍していった時、彼らは規律正しい行動を維持したまま、進んで行ったのかどうでしょうか? 敵国の非戦闘者に、無用な危害など加えなかったのでしょうか?
 いずれにしても、戦争は困ります。平和な時代を、世界中の人で真剣に維持して行きたいものです。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  February 4, 2015 08:19:01 AM
コメント(0) | コメントを書く
[サスペンス・アクション] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.