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映画ドラマ・千一夜

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June 29, 2016
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評点 ★★+~★★★ 評判の高い映画のようですが、科学的に変、NASAの準備計画編も変。私にゃあ合わない、映像努力賞・・・です。1950,60年代に作られた映画なら、凄いんだけど。

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●2015年度 アメリカ映画 監督・製作:リドリー・スコット 脚本・製作総指揮:ドリュー・ゴダード 原作:アンディ・ウィアー 字幕翻訳:風間綾平 吹替翻訳:前田美由紀 キャスト:(役名が先)
◇マーク・ワトニー:マット・デイモン 火星探査計画アレス3に参加したエンジニア/植物学者
◇メリッサ・ルイス:ジェシカ・チャステイン アレス3指揮官/地質学者
◇アニー・モントローズ:クリステン・ウィグ NASA広報統括責任者
◇ビンセント・カプーア:キウェテル・イジョフォー NASA火星探査統括責任者
◇テディ・サンダース:ジェフ・ダニエルズ NASA長官
◇ミッチ・ヘンダーソン:ショーン・ビーン NASA〈アレス3ミッション〉フライトディレクター
◇ベス・ヨハンセン:ケイト・マーラ アレス3のシステムオペレーター/原子炉技術者
●あらすじ
 人類による有人火星探査ミッション「アレス3」が、突然の嵐によって中止される。ミッションに参加した6名のクルーは撤収/火星脱出を余儀なくされるが、クルーの1人、マーク・ワトニーは暴風に吹き飛ばされ、死亡したと判断される。だが、ワトニーは生きていた。
 独りぼっちで火星に取り残され、地球との交信手段もなく、次にNASAが有人機を送り込んでくるのは4年後・・・。不可欠な食糧も酸素も水も不足するが、マークは植物学者らしい方法で生き延びようとする。
************ ネタバレします **********
●感想
 78巻用意されたDVD屋さんの2巻が、昨日戻っていて、借りて来られました。新聞の評では、「生き残り技術が科学的で素晴らしい」旨のことが書かれていたので、期待して見始めましたが・・・。
●まず、あの巨大嵐。嘘っぽいなあ・・・。あんな嵐が突然起こるなら、火星は地球からああいうふうな姿としては見えないはず。そもそも実映像では、火星は凄く綺麗な星です。1200kmにも及ぶ嵐が起こった観測記録がないから「火星探査計画」が始められたんじゃないですか? 物語の想定としては。
 それに、火星の重力は地球の40%しかないのに、どうしてクルーはあんな風な動きなんでしょうね? まるで、地球上で、それらしき移動車や居住設備や探査機を配置して、それらしく見える宇宙服を着て、地球上で演技しているみたいな印象です。困ったなあ・・・。
 また、宇宙服に穴が開くと、空気が漏れる。空気のない状態は、人間は一瞬にして死亡するので、マットの生存もこれまた嘘くさい。脱出時の宇宙船も、13度も傾いて砂嵐の中で、綺麗に飛び立ちますかね? 地球で快晴の無風時だって失敗するってのに、上手く飛び立てる訳がない。少し風が吹いたって延期するのが、ロケット飛行技術。
 という訳で、最初の10分ほどで見る気がなくなりました。でも、我慢して見た。マットの生き残り技術に期待して。
 確かに、1950年代とか60年代なら、分かる話です。でも、それらしき技術は今、小学生新聞にも書かれている内容で・・・。
●142分という長い映画なので、「おそらく次はこう来るだろう」と予測する範囲は飛ばし見しましたが、結局、沢山飛ばし見になってしまった。どうもこの種の「それなりに科学的に見せているけれど、実際はそんなことはありえない」お話は、私には合わないです。始めっから「フィクションです!」と謳ったスター・ウォーズみたいなのが、はるかにマシ。
●変なのは、気がついた部分だけでも・・・。
・ヘルメットに穴が開いてテープで補修しますが、そんな馬鹿な・・・。
・居住区があんなに整備されているのに、嵐の中で不安定なロケットで逃げる? そもそも居住区があんなに整備されているのに、なんで最初の場面の調査が、土の成分分析なんだ! そんなの、無人宇宙船だってできるじゃないか・・・。有人にする意味がない。
 それに、あれだけ凄い居住区を作る設備を搬送したロケットが、既に火星に到着している想定なのに、遭難後にロケットが飛ばせない? そんな馬鹿な! おそまつなシナリオ・・・。
・宇宙飛行士は、マインドトレーニング無しには参加できないでしょう。なのに、「脱出したクルーに配慮して、彼の生存を伝えない?」 全員に事実を伝えて、最善を尽くすはず・・・、ストーリー的にもおかしい。
・事故の場合の対応プログラムがない? そんな・・・。
 場当たり的に後から、視聴者を楽しませる映画のように、救出計画が立案される? これまた、そんな馬鹿な。そういうお粗末な計画で、火星有人探査って遣りますかね?
 また、ジャガイモが収穫できた後に、一度事故が起こって畑がダメになる。まるで、映画で、この辺りで事故を起こすと盛り上がるみたいに・・・。
・最後の脱出ロケットについて。
 月のように大気がない場合は、武骨なデザインでも飛びますが、まあ、嘘くさいデザイン。あれじゃあ、まっすぐ飛ばないです。
・そもそも登場するNASAの面々のレベルが低すぎて・・・。アポロ計画当時のあのもの凄いレベル=人類の英知の結晶といえるレベルじゃないと、宇宙船は飛ばないです。
・原子力を使ったエネルギー発生装置は、宇宙船には使用しない約束、と思います。事故時に対処ができない。なので太陽電池を使っている。
・火星上の移動車の屋根に、ドリルで沢山穴を明けて、最後にマークが自分の体重で屋根を落とす場面がありますが、そういう行為で宇宙服に穴が開いたらどうするんですかね? シナリオもミスが多いなあ・・・。
・居住区で地球との通信装置が働かない? そんな馬鹿な。
 画面上では、あんなに多くの映像装置が実際に動いているのに、その想定は変です。火星に電波飛ばすのは、そんなに難しいことじゃない。そうでなくちゃ、火星有人探索計画なんて、やんないでしょう。
●と、見ていると随所でイライラしてしまい、結局今回は、「映像努力賞」ってことにしました。火星の映像はよくできてました。
 ちなみに、5名のクルーが載っている宇宙船も、中では地球と同じ重力がしっかり生まれているし、あんな格好のデザインじゃあ、上手く飛行できないでしょ・・・。
 宇宙で巨大な宇宙船を建造するのは、火星から脱出するロケットを飛ばすのよりも、さらに何倍も難しい工作です。技術背景のアンバランスも酷い感じがする・・・。





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Last updated  June 29, 2016 08:15:30 AM
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