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『サイダーハウス・ルール』 (1999) THE CIDER HOUSE RULES ジャンル ドラマ 監督: ラッセ・ハルストレム Lasse Hallstrom 出演: トビー・マグワイア シャーリーズ・セロン マイケル・ケイン 日劇東宝(試写会) 映画情報 【ストーリー】 「ガープの世界」などで知られる米現代文学の巨匠、ジョン・アービング原作の感動作。孤児院生まれの青年を主人公に、彼がさまざまな経験を通し成長してゆく姿を温かな視点で描く。マイケル・ケイン、トビー・マグワイア共演。20世紀半ばのアメリカ。田舎町の孤児院で、堕胎を専門とする産婦人科医ラーチに育てられたホーマー。成長し、彼の助手として手伝いをしていた彼は、やがて自立して孤児院を去ってゆく。 【感想】 今更ながら、「サイダー・ハウス・ルール」です。(笑) 1999年の映画ですね。この頃は、確か、長男は4歳頃で、次男を出産した年です。 映画のえの字も無い頃です(笑)。 感動した映画は?ランキングに、大抵この映画はあがってますね。 本屋で原作をパラパラめくってみた時、原作ジョン・アービング「ガープの世界」。 あ、嫌いな作家だ。。(アーヴィング自身セント・クラウズの駅長役で出演してる) その映画化なんて、どうなの?というのが手が出ない理由でした。 でも、「ショコラ」「ギルバート・グレイプ」「シッピング・ニュース」とハルストレム監督作品を観てきて、「サイダー~」を見ないでは、すみませんね。 観て、よかったです。女ですから、出産、堕胎はとても、身に迫ってくるテーマですし。 でも、そのテーマは、背景の一つでしたね。やっぱり、ホーマーです。 ●孤児院 院生活の日常の慣例事が、退屈さや暗さではなく、逆に家庭的な雰囲気、暖かみに感じられました。孤児院のイメージは、ウェブスターの「あしながおじさん」から、暗くて貧しいものがあります。孤児院院長といえば、意地悪で厳しいリペットさんが思い浮かびます。この舞台となるメイン州、ニューイングランドの孤児院とは大違い。 ・「お休み,メインの王子たち,ニューイングランドの王たちよ」 ・毎晩、お話を読んであげる ラーチ先生は院の子達みんなの父なのです。 ・「○○は、家族を見つけたのです。○○のために祈りましょう。おやすみ○○」 里親がやってきては、子供を引き取って行きます。そんな日は、残された選ばれなかった子達は、さみしい。院では引き取られた子の幸せを、このように、寝る前に皆で祈ります。祈りは、出て行った子の為でもあり、選ばれなかった子の為でもあります。誰かの幸せを祈ることで、自分も癒されるのです。ホーマーが院を去る時、誰かが亡くなった時もそれは同じでした。 ●ラーチ先生とホーマー 「誰かの幸せのために祈ろう」ラーチ先生の子供達の育て方は、愛に満ちてます。更に、ホーマーにはもっと期待を掛けていて、「誰かの役に立て。自分の技術を使え」となるわけですが、ラーチ先生にとって、”特別な子”のホーマーは後継者として育てられた思い入れを、受け入れられません。違反行為の、堕胎手術を絶対やりたくない。 ルール違反でも、それが"真に女性を救う事ならば自分がやる"いう信念で、手術をやるラーチ先生と、それを嫌うホーマーなのでした。 普段は忍耐強くて表情もあまり表に出さず院の仕事や子供達の世話を、当たり前のようにこなすホーマーでしたが。。 ●果樹園(サイダーハウス) ・ルール 季節労働者の黒人と一緒の小屋で寝起きをして働く事になりました。 小屋の壁に貼られた紙、「ベットでタバコをすってはいけない」「屋根にはのぼらない」など、誰が書いたか分からない貼り紙で、黒人達とホーマーはやがて、この紙を燃やしてしまいます。「この小屋で、生活してリンゴをもいだりジュースを作ってるのは俺達だ。こんなルールは俺達のルールじゃない」。題名の、サイダー・ハウス・ルールは、この貼り紙(ルール)と、このお話で出てくる、法律違反の堕胎、資格の詐称、不倫、等様々なルール違反と引っかけているようです。 ・「何もしないでただ座って様子を見よう。成り行きにまかせよう」 ホーマーが自分がやるべき事への一歩を踏み出す前に言っています。 「生きていく」とは、常に選択の繰り返しです。仕事、恋愛、生き方、ホーマーは、サイダー・ハウスで人生の選択をします。 ●マグワイヤとセロン マグワイヤって、童顔ですね。映画上では何歳の役をやっていたんでしょうか。果樹園では、20歳代後半~30歳代前半ってところでしょうか? モグリでも、医学、医術を身につけているんですから、そんなに若くはないんでしょうね。 シャーリーズ・セロンも、お色気はあるけど、童顔っぽくないですか? 「スイート・ノーベンバー」より、こっちの方が好きです。 ☆☆☆今日の日記☆☆☆ 「謎の隣人」 謎っていうと、おおげさですが。 去年、引っ越してきて少しお話したのですが、私の父くらいの方です。 「いずれ、娘が来て、一緒に暮らすので、当分は自分は居たり居なかったりですので、ゴミ当番とか町内の仕事は出来ないので、よろしくお願いします。今住んでいるところで処分するので。」 それから、数ヶ月して、ゴミ当番が回って来ました。 自分の番をこなして、次の当番さんのおうちに、ノートと箒とちりとりを持っていきました。 ご主人が居たので、挨拶して、かえって来ました。 しばらくして、ピンポーン。 次の当番さんの 奥様がノートと箒とちりとりを握り締めて立っております。 「ねえ、おとなりさんは、どうなってるの?順番はお宅の次はおとなりでしょう。ちゃんと、町内班長さんにご挨拶にいったのかしらね?!ゴミ当番の順番に入っていないみたいじゃない」 「あ、はあ、あの、なんだか、まだ、正式にすんでいらっしゃらないそうで。ゴミも元のおうちで処分してるそうですし、。普段いらっしゃらない事も多いそうですよ。 その辺をよろしくお願いしますって、言われてまして。。」 「まあ~!正式に引っ越してない?って言ってもたまに来てるみたいじゃないねえ ?その辺よろしくなんて、そんな事おなたも言われても、あなたもこまっちゃうわよね!」「は、はあ」。。 そして、ノートと箒とちりとりを、握り締めて、去っていきました。 謎のおとなりさんと、オバタリアンお隣。。くわばら、くわばら。。 たまに、顔を合わせると会釈したりします。おとなりさん、娘さんなのか、えらく色っぽい女の人も、たまに来ているようで。。旦那と噂してます「アレは○人かね」「そうにちがいない」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年06月17日 17時20分47秒
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