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『ルパン』 (2004) ARSENE LUPIN
製作国 仏/伊/ス/英 ジャンル アドベンチャー/犯罪/アクション ルパン公式サイト シネプレックス ルパン生誕100周年記念超大作 「ルーブルの怪人」の新鋭ジャン・ポール・サロメ監督 ロマン・デュリス主演 これは、序章と言っても随分内容が多い序章ですよ。 サロメ監督、いずれ次作を撮りたいと言ってるそうですが、次は自立をめざす主婦の映画、、っを考えているそうですから、いつのことになるのやら? そのころには、ロマン・デュリスは青年からおじさんになっているかもですね。 とっても 若い細いルパンでした。 アニメのルパン三世を意識せずに見ても、ちょっとおちゃめな?ルパン。若造です。駆け出しの泥棒、詐欺師。デュリスは役作りに ダンスやバレエといった、立ち居振る舞いを品格、洗練、エレガント、っと意識してつくッたそう。ホントに姿勢が良かったです。
ざっと、ストーリーの中を走る軸を挙げてもこれだけあるのに、他にも、第一次大戦のきっかけとなる、「オーストリア皇太子暗殺未遂事件」をからませたラストにしたり、<ルパンの変装術>や、<カルティエ提供の豪華絢爛な宝石>、オペラ座前の当時の<ベルエポックなパリの風景>っと、まあ、ほんと、いろいろ詰め込まれてます! カリオストロ伯爵夫人は、たしかに原作でもルパンに多大な影響を与えた人物のようだから、映画にするとこれくらいになってしまうのでしょう。 恋人だけどライバルで、裏をかいたり出し抜いたり、超お色気美人、。ルパンの父との因縁やら、クラリスとの3角関係がからんで、ドロドロでダークですね。伯爵夫人は毒婦です。クリスティン・トーマス・スコットはちょっと、毒が足らない気がしました。 ルパンの「盗みはしても 殺しはしない」という信条はどう育ったのやら。 ルパンの父からではないような。。 ルパン生誕100周年ということで、記念すべき作品という意気込みはとっても伝わる映画でした! でも出来事を駆け足で描いておしまい。。という感じでしたね。 ベルエポックの時代 19世紀後期から20世紀への移り変わり、貴族社会から産業革命へ、という、ロートレックも活躍したというのですから、パリ郊外のモンマルトルの丘の辺では、あの「ムーランルージュ」があった頃ですね! ボヘミアンたちが闊歩し、上流社会を嘲笑う風潮。 そんな時代に生きたモーリス・ルブランは、イギリスのシャーロック・ホームズのようなヒーローを請われて「アルセーヌ・ルパン」を書いたら、怪盗紳士として大人気になった。 時代の寵児だったことでしょう。 フランスのヒーローですね。面白いのは、監督談で、しきりに「時代劇を撮るということ。。、時代劇云々。。」っと<時代劇>という言葉を連発してるところです。 時代劇って聞くと日本では 水戸黄門とか、大河ドラマを思いおこしますが。 この、上流階級の社交場はきらびやかです。監督は、マーティン・スコセッシ監督の「エイジ・オブ・イノセンス」を参考にしたそう。たしかにそんな雰囲気ですね。 全体のアクションは「マイノリティ・リポート」を参考にしたそう。 ●ロマン・デュリス <新作品> ・「スパニッシュ・アパートメント」の続編のような「ロシアン・ドールズ」(2006年公開) ・「リード・マイ・リップス」のジャック・オディアール監督の「真夜中のピアニスト」 ・「愛より強い旅」正月ロードショー第57回カンヌ国際映画祭最優秀監督賞 <出演作品>いくつかご紹介
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最終更新日
2005年09月29日 12時30分11秒
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