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『ミュンヘン』 (2005) MUNICH
上映時間 164 分 製作国 アメリカ ジャンル ドラマ/サスペンス
疲れた。。でも、みて良かった!これは1800円出しても見る価値がありました。スピルバーグ、凄いな~っと思いました。 ●「宇宙戦争」「ミュンヘン」 トム・クルーズに、エリック・バナ。スピルバーグ監督作品にはどんな俳優でも喜んで出演をOKでしょうね~。アイドル&ヒーロー路線のトムさんにテロリスト役は無理でしょうけど。「ミュンヘン」のような複雑で深みのある役、俺もやってみたいと思うのかな。 ●主演のエリック・バナ 彼をえらんだ理由を、スピルバーグ監督は「ハルク」での彼の、優しさと強さと恐れをたたえた瞳を観たときから、「ミュンヘン」の第一候補だったそう。エリック・バナは、当時穴倉のような「ターミナル」の撮影現場に呼ばれてイスラエルの<モサド>テロリストを演じて欲しいと言われてショックと興奮だったとか。( asahi.comエンターテインメント)「ハルク」は良かった~緑のモンスター(笑)"グリーン"・ボール”と命名されたようですが、ハルクがビョインビョインと飛び跳ねる様子、笑っちゃうんだけど、あの映画はバナと、ジェニファー・コネリーという哀愁の瞳のコンビが全てでしたね。これからも注目して行きたい俳優さんですね。 <テロリスト>は、いままで、”顔”が無かった。 ニューヨークの同時テロ事件にしても、ロンドンの地下鉄爆破にしても、 ニュースで飛び込んでくるテロの話の犯人達は、憎むべき殺人者。覆 面をかぶり、何者でもない。背負った組織名だけが名前。 人殺しには制裁を、、としか思えない。 彼らのような、テロリストにはそれに似合った末路があるだろう、と。 「ミュンヘン」のテロリストにはみな”顔”がある。 彼らは、食べ、笑い、悩み、恐れ、泣く。 スピルバーグは徹底して、バナらテロリストを人として描いてます。 これから爆破して殺す相手に、「胃薬をあげようか?」といたわられる。 一夜の宿を共にしたアラブの急進派の若者と、理想の未来を語り、翌日銃撃戦となる。だからといって、テロリストに温情をとはいえませんが。そうして人間的に描くことで、なにを訴えようとしていたんだか。日常の平和な家族のもとに帰ることが、心の平安であり、幸せで、人間らしい生き方ということ、。今、現時点で、テロを、人を殺している人に、訴えたかったのか。 ●アラブとイスラエル スピルバーグは自らユダヤの人で、この映画には各方面からもかなり批判もあったでしょうが、(「ミュンヘン」、ドイツで議論に)(スピルバーグ監督、「ミュンヘン」めぐる批判に反論)スピルバーグだから、できた映画だと思う。彼の名前で世界中から200名におよぶキャストが集まったという。膨大な資料も取り寄せ問題の「ミュンヘン事件」の再現も実現。その際の、アラブ人、イスラエル人の均衡を保った撮影2週間はかなりの張り詰めた消耗する撮影期間だったようです。実際、今だって生々しい、情勢は続いているんですから。 中には、実際の「ミュンヘン事件」でプロレスラーの父親を亡くしたキャストもいるそうです。父親の無くなった33歳という年齢でこの映画に参加することなり、映画に哀悼を捧げたとか。けれど、世界中から様々な国からのキャストということで、連帯感も生まれたそうです。 *下インタビュー記事参照 これは、パンフも買っちゃいました。 パンフの情報、キャストや背景についてもまとめたいと思いますが、また次回にします。、、 *以下エリック・バナインタビューより抜粋↓ ■撮影現場はまるで国連のよう Q:映画はシリアスでしたが、撮影現場で面白かった裏話などありましたか? 現場はシリアスな題材を扱っているのでだいたいはシリアスな状態だったけど、スピルバーグ監督はユーモアのセンスがあって、スタッフもかなり楽しませてくれたよ。そういう明るさが少しはないと、深刻な映画を撮る場合、やり切れないというのはあるよね。 Q:国籍の異なる人々が大勢いましたが、撮影現場の雰囲気はどうでしたか? それぞれが違う国からの出身者だからね。アクセントも違えば言葉も違うので、そういった意味では反対に連帯感が生まれたよ。みんな家や国から離れている立場だから、まるで国連に出席しているみたいだったよ。お互いにすごく興味を持っていたというのもあって、現場では敬意を払っていたんだ。ハリウッド映画では珍しい、国際的ないい雰囲気が流れていたね。 :最後にこれから映画をご覧になる方々へメッセージをお願いします。 『ミュンヘン』はチャレンジングな映画であると同時に、とっても娯楽性の高い映画なのでぜひご覧になってください。
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最終更新日
2006年02月23日 11時20分03秒
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