| 「あたしには幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは…。超絶人気作家が放つ最新文庫長編ミステリ。
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書き出しのエピローグ、「父親だった人物」だとか「母親だった女性」という記述が引っ張りました~。
一人称の物語で、主人公が元カノと、彼女の記憶をたどる小旅行に出る。その”家”と、登場人物ふたりのみで、ここまで引っ張れるかっと、そこで感心しまくりました。
お正月、田舎のそばの”JU●CO”でぶらぶらしていて、書店で購入、東野圭吾作品三冊のうちの一冊目。 薄くて、なにかと行事や移動の合間にパラパラっと読むのに、最適でした。