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2010.07.17
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カテゴリ:政治

状況のなかのメディア


小沢一郎へのメディアテロ(6-8)




ようこそ「今日から役立つデジタルテクノロジー」へ。
これまでの記事はサイドバー最上段の「サイトマップ」をご活用ください。内容にそって昇順に読めます。



今日もこのサイトに見に来てくれてありがとうございます。


■ 目次

◆ メディアの変革
1 鳩山への退陣の勧め
2 小泉・竹中構造改革路線との決別の嘘
3 人権無視のフレームアップ
4 リーク情報の本質
5 小沢問題で明らかになったもの
6 大手メディアの「世論調査」
(以上は前回掲載)

7 小沢叩きのメディア談合組織「三宝会」
(今回)

どうやら民主党政権はわずか1年もたたずに終わりが見えてきた。力のない政治家たちによって演じられてきた数々の裏切りの政治文化。
残念である。ほんとうに残念である。

民主党は多くの国民の期待を担って政権交代を果たした。しかし、その意義をわきまえない鳩山由紀夫・菅直人という、民主党の代議士のなかでももっともレベルの低いうつけ者たちのために、解党的な危機にさらされてしまった。菅直人首相のままだと、おそらく次の衆議院選挙でも民主党は大敗北を喫するだろう。自民党としては、菅直人による消費税という名のオウンゴール(自殺点)を待っていればいいだけの話だ。

宗主国アメリカに頭を撫でられても、自国の国民の信頼を失っては何にもならない。政権を失っては何にもならないのだ。こんな自明のことすらわからない連中が首相になって国政の舵をきっている。
アメリカの国益と日本の国益とどちらが大切か。アメリカ人と沖縄県民のどちらを大切にして自国の政治をおこなうべきか。いや、鳩山・菅に次のように問うてもよい、アメリカの要請と、せっかく獲得した政権維持とどちらが大切かと。
選挙で投票するのはアメリカ人ではない。日本人なのだ。選挙に勝てなければ、政権は維持できない。それすらわからないふたりの首相によって作られた参議院選挙大敗北の流れは、次の衆議院選挙をも決めていくだろう。ほんとうに鳩山由起夫・菅直人というのは、舌を巻くほどのうつけ者たちである。

普天間基地の移設問題は、鳩山にとっては、5月末までに結果が出せなければ、辞任に追い込まれる重要課題であることが最初からわかっていた。しかし、何ら具体的な解決策を見いだせなかった。とりわけ米国へのアプローチがないのは不思議なことだった。そして限りなく自民党案にすり寄る形で決着した。

鳩山の辞任と参議院選挙大敗北のA級戦犯がひとりいる。この男は隠れていて、大手メディアがほとんど問題にしない人物である。
それは岡田外相である。
岡田は、外相就任の当初から、外務官僚の代弁者以外のなにものでもなかった。そして普天間基地の移設問題は自民党案しか解決策がないことを発言し続けた。5月末の期限設定を謀り、それは絶対に守られねばならない期限だとアナウンスし続けた。
鳩山にとって致命的だったことは、岡田には、この内閣が鳩山のものであり、自分は任命された一大臣として、多少主義主張は曲げても、鳩山を助ける立場にあるといった、政治家としてまっとうな考えがなかったことだった。したがって岡田が鳩山を助けるべく、外務大臣としてアメリカに働きかけることもなかったのである。
これで鳩山の5月の辞任は決まった。つまり、岡田という男は、本質的な意味では政治家ではない。官僚である。別言すれば律儀で小心翼々たる小役人風情の男であり、人間的なスケールは皆無といった人物である。
かれは外務省に入るなり、無理をして官僚と歩調を合わせたのではない。まして洗脳されたのでもない。生真面目な官僚世界はかれの体質そのものであり、自然に同化していったのだと思われる。今後、どのポストに就こうとも、官僚と完全に一体化し、喜々として働くかれの姿をわたしたちは見続けるにちがいない。

いくら小沢一郎ら党側の人間が頑張っても、もはや無理のように思われる。郵政票の何倍もの支持層が、沖縄普天間基地移設問題で民主党から離れた。しかも、菅直人は、6月3日の、民主党代表戦立候補の記者会見で、政権獲得の恩人小沢幹事長(当時)に対して「党のためにも自分のためにも、日本のためにも静かにするよう」にと、無礼千万な発言をやってのけた。
人間としてのこの底の浅さはどうだろう。これでメディアにへつらい、国民の拍手喝采を受けると勘違いしたのである。これで民主党支持層のもっとも良質で、コアな部分を民主党の敵に追いやってしまった。それだけではない。この発言は、それまで小沢一郎に批判的だった人の顰蹙まで買ってしまった。「党のためにも自分のためにも、日本のためにも静かに」しておけばよかったのは菅自身だったわけだ。その後の批判にあわてたのか、今度は選挙敗北の報告とお詫びと称して、小沢一郎に会談を呼びかけている。
この姿は、昔の、国民年金未加入・未納問題で、小泉内閣の未納3閣僚を「未納3兄弟」と追及した姿と重なる。ところが菅自身にも未加入期間があることが発覚してしまった。「一緒に泊まったが、何もなかった」という迷言を残した不倫事件でもそうだったが、菅直人は軽率で、脇が甘いのだ。強い批判にさらされ、辞任に追い込まれると、四国の「お遍路の旅」に出かけた。悪をなすと、ズル菅は逆に善のパフォーマンスを繰り返すのだ。霊場を冒涜しているとしか思われず、ほんとうに浅ましい男である。

しかも菅直人は、総理就任早々、日本国民よりも米国を尊重する、対米隷属姿勢を無神経に表明した。これで、民主党は沖縄よりも米国優先の政党だ、と国民が幻滅した直後の選挙に、消費税増税の追い打ちである。これで打ち止めかと思っていたら、枝野幹事長が、小泉・竹中路線の継承者みんなの党との連携を喋々し、国民新党との信義も反古にする構えを見せた。これで郵政票まで民主党から離れてしまった。しかも、枝野は、色よい返事をしなかったみんなの党を、今度は掌を返したように批判する始末である。生徒会内閣といわれるわけだ。
まさに政治音痴たちによる、普天間(沖縄切り捨て)・小沢排除(恩人切り捨て)・みんなの党へのラブコール(国民新党切り捨て)・消費税増税(国民の生活切り捨て)とオウンゴールの連発である。共通しているのは、生き延びるためには平気で恩人を切り捨て、過去の約束を反故にする、民主党内ネオコンの薄汚い政治文化である。
こんなうつけ者たちの薄汚れた政治文化によって、政権交代という、もっとも高度の政治的意義すら消失してしまうということは恐ろしいことである。

鳩山・菅の語るアメリカとは対等の関係構築とは笑わせる。このうつけ者たちのいっていることは、ただの言葉にすぎない。流行のファッションのように身にまとい、次の季節には捨て去るファッションにすぎない。
鳩山・菅というのはまれに見る対米隷属主義者である。この男たちに至って、小泉、安倍、福田、麻生と続いた対米隷属政治、売国政治は、一挙に開花したといっていい。

鳩山は、選挙1ヶ月半ほど前になって、社民党党首を罷免する暴挙を演じた。最低でも県外と、自分で設定した5月という自縄自縛の期限を切り抜けることのみにあくせくして、選挙への跳ね返りなどまったく考えていなかったのである。信じがたいことだ。まして参議院選挙後の、国会運営など考えもしなかったのである。
社民党を失うことの恐ろしさなど眼中にもなかったのである。それが党のリーダーだったのだから、選挙に勝てる筈がないし、その後の国会運営がうまく回るはずがない。

社民党は確かに少数党である。しかし、この左の政党が入っていることで、民主党政権は人間的で新鮮な輝きを増していたのである。少数党ではあれ、左を敵にまわすことの深刻な意味が、このお坊ちゃん政治家たちにはわかっていないのである。社民党や国民新党が抜ければ、まして小沢一郎が抜ければ、民主党というのは、問題の所在がわかっているふりをしながら、放置する、そういった意味では自民党よりタチの悪いアマチュア集団にすぎない。

鳩山・菅はまだ言い続けている。沖縄県民の負担軽減のために全力を尽くすと。もうみっともないからやめればいいのだ。次々に期待をもたせ続けて選挙に繋げる、その手の内がもはや国民に見透かされてしまったのだ。
このうつけ者たちの言葉を信じることは、高齢の末期ガン患者が、あと50年は生きられます、という医者の言葉を信じるのと同じである。国民がそのように自分を見ていることに、まだ気付かないというのだから、よほどのうつけ者たちである。

このうつけ者たちは自分で辞める能力すら持ち合わせていないことも共通している。国益や党益のために責任をとって辞任することなどかれの辞書にはないようだ。
かくして、死屍累々の参議院選挙は終わった。このアマチュアの集団が、政権を担い続けることは非常に困難になった。投票先を四散させないためにも、政界再編成は必要である。少なくともそのひとつは、立党精神に次の政治刷新を掲げる政党であることが望ましい。

1対米隷属政治の克服(日米安保マフィアの排除)
2市場原理主義の排除
3官僚利権の排除
4政治権力と大資本の癒着排除
5司法・メディア改革の実施

菅直人よ、困ったときだけ、物欲しげな顔をして小沢一郎を見るのをやめるがよい。いったい誰のお陰で政権を獲得し、首相の座まで手にすることができたのだ。首相になるなり実施した露骨な反小沢人事を、もう忘れたのか。裏切りの幕を切って落としたのは菅直人である。しかも馬鹿力を発揮して、消費税増税という名のオウンゴールを自軍にけり込んだのも菅直人である。
この男は、同じ消費税増税をいっても、野党の自民党がいうのと、政権与党の民主党がいうのとでは、まるで意味が違うということ、国民の受け取り方が違うことすらわかっていなかったのである。かてて加えて、日本の大手メディアと国民の意識の乖離すらわかっていなかったのである。高給取りの大手メディアが、スポンサー筋の経済界と一緒になって、金持ちから多くの税金をとるより、秩序維持のために貧乏人にも広く増税する消費税に賛成するのは、階級の必然なのだ。日本のメディアも経済界も、ともに国民の窮乏からは、かけ離れた存在なのである。日々の生活に困っている国民としては、自分の生活苦から一票の投票を行使したまでのことで、この選択はあくまで正しかったのである。

うつけ者の菅直人にふさわしいカードは、自民党との大連立による消費増税路線と、その審判として待ち受けている衆議院選挙の大敗北であろう。古今東西、うつけ者の道はオウンゴール(自滅)に続いているのだ。
(この項続く)



今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。

 年々にわが悲しみは深くして
   いよよ華やぐいのちなりけり
           岡本かの子


また、面白い文章を書きますね。
みんな、あしたこそ、幸せになあれ!

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Last updated  2010.07.30 20:49:48



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