テーマ:チェス(476)
カテゴリ:チェス日記
皆さん 以前ここで 「ハリーポッターと賢者の石」映画版に出て来るチェス局面のうち 「出だしの局面」および「メイトのシーン」について解説したのを 覚えていますでしょうか? 今回はメインシーンである「チェックメイト」の局面について 実際にハリー達はどのようにメイトまで持ち込んだのかを 検証してみたいと思います。 前回掲載した 「黒うさぎ」による血の滲むような局面分析により メイト直前の局面は 以下のような状態である事が分かりました ↓ この局面の駒配置 および作品中のハリー達のやり取りや 駒の動き等から推測したところ 次のような手順であったと考えられます。 まず 自ら犠牲になる事を決意したロン(黒ナイト)は1...Nh3+と動き 黒キングにチェックをかけました。 これに対し 白クイーン(甲冑を着た剣士)は2.Qxh3と応じ チェックを解除しました。 ロンが乗っていた黒ナイトは白クイーンの剣により破壊され ロンは落馬のショックにより気絶してしまいます。 ロンの「自分が犠牲になる」という言葉は この出来事を示していたのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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