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もりのゆき

もりのゆき

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2005.10.14
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カテゴリ:読んだ本
また、夜、PCの前で読み始めて結局最後まで読んでしまった。
重松清の「口笛吹いて」

口笛吹いて


表題の「口笛吹いて」の他、4つの短編が収められている。
中年の男性が主人公のものが多い、リストラにあったり、離婚寸前だったり・・・。また、そんな親の姿を見ている子供の目線で描いた作品もあった。
尊敬していた父親が、実は会社や世間での評価は大したものでなく、リストラ寸前で・・・そういうことに気づいてしまったこどもたちのやるせない思い。

どれも痛いところをついてくる。
サラリーマンの悲哀がひしひしと伝わってくる。

なかにひとつだけ、女性を主人公にしたものがある。
「春になれば」は、2才の時に子供を亡くした女性が、四年ぶりに産休代替教師として仕事に復帰した先での物語。
注意されたことに腹をたて、「ぜってー、つぶす」と言い放つ生徒。
そして彼は、授業参観日に実行した。そんな彼にも、切ない家庭での現実があった。

育児と仕事の狭間で、働く女性が感じるジレンマ。結局、彼女はそのジレンマを乗り越える間もないまま、子供と死に別れてしまった。
「もっと、いっしょにいてやればよかった。そうすれば体の不調だって、もっと早くわかったはずだ。」彼女は、自分を責めつづけていた。

彼女の思いに、自分の思いがシンクロする。
子供との時間を犠牲にしてまで、得られるものは何なのか。
今、自分がしている仕事は、それほど大切なものなのか・・・。
仕事と母親との両立は、本当に難しい。

子供との時間、大切にしていきたい。

・・・本の話から、なんだか横道にそれてしまいました・・・






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Last updated  2005.10.15 02:22:11
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読書人・ゆき@ Re:お元気ですか?(01/03) りぶらりさん ああ、また時間が空いてし…
りぶらり@ お元気ですか? ご無沙汰しています。 読書の感想、日常…
Twist@ チョ・チャンイン 趙昌仁の新作が出ていたのですね。「カシ…
もりのゆき@ Re[1]:「きのこの下には死体が眠る!?」吹春俊光(08/30) alisa1966さん お久しぶりです。ごめんな…
alisa1966@ Re:「きのこの下には死体が眠る!?」吹春俊光(08/30) ゆきさん お久しぶりです。 試験頑張って…

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