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IWGPシリーズ第8弾、読了。
![]() 今回のIWGPシリーズは、いつもに増して社会派の印象。 表題作、「非正規レジスタンス」は、大企業に人材派遣という名称で、まるで部品のように働かされてる若者たちが主人公。ユニオンをつくり大企業に戦いを挑むが、次々とメンバーが襲撃されていく。マコトは、大企業の悪事を暴くために、ユニオンから日雇いでトラブルシューターの依頼を受ける。 本当の勇気は、自分が最悪に苦しいときに伸ばされた助けの手を、別のもっと苦しい人間にまわしてやれること。それが勝ち負けを超えた人気の尊厳。マコトは、日雇いの若者に教えられる。 フリーター・・・「定職に就かない」かのように扱われている彼ら、けれど、本当は「定職に就けない」んだってことを気づかせてくれる。働く人は働き過ぎて過労死寸前、仕事のない人はまったく定職に就けず。ひずんだ現代社会。マコトが言う。中間くらいにうまい働き方はないのか・・・。 マコトも、マコトのところに集まる事件も少し変わってきたように思う。 これからも、IWGP楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.28 23:54:50
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