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カテゴリ:読んだ本
昨日、読んだ本の感想をかなり時間をかけて書き、ボタンを押したらメンテナンス中・・・
![]() 子宮の記憶 ![]() 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 会いに行こう、かつて僕を誘拐した女に!生後三日で新生児室から連れ去られた過去を持つ十七歳の島本真人は、実母の愛を充分に受けずに育った。父が経営する歯科医院の機材を壊して、現金を持ち出した真人は、神奈川県の真鶴を目指す。そこには「誘拐犯」、黒江愛子が住んでいるのだ。 --- 実の親との関係が上手くいかず家を飛び出した真人は、自分をかつて誘拐し、4ヶ月間育てた女「愛子」を探し会いに行く。正体を隠し、かつて愛子が自分につけていた名前「良介」と名乗って。 愛子の元で、住み込みのバイトをしながら、もし「愛子」が育ててくれたらという思い、もし「良介」自分の子であったらという思い、血のつながりのない二人の思いが濃厚な空気を醸し出す。 真鶴の町で、出会う訳ありの人々。「良介」の一夏の物語。 --- 真人と母親の関係は、最悪。 けれど、真人の両親も、真人を愛していないわけではない。 たとえ愛していても、それが伝わらない形の愛情では意味がない。 愛することが不器用な親と、愛されていると感じず育ってしまった自分を愛することができない少年。 愛すること。 その子の存在のすべてを受けいれてあげること。 親だけは、味方だよと伝わること。 自分が親になって、色々と思うところのある作品でした。 この物語、登場人物が皆、なんらかの過去を抱えている。 けれど、とっても魅力的。 文庫版で656頁の読み応え読みたっぷりの1冊。けれど、ぐいぐい引きこまれました。 映画化もされているようですが、 ![]() 松雪泰子はイメージ違うなぁ。若すぎる・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.13 11:35:32
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