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2009年の読了本は、この1冊(上下2冊でしたが)
kayokorinさんのブログで紹介されていて気になっていた本。 ![]() ![]() 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。第31回メフィスト賞受賞作。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 学園祭のあの日、死んでしまった同級生の名前を教えてください―。「俺たちはそんなに薄情だっただろうか?」なぜ「ホスト」は私たちを閉じ込めたのか。担任教師・榊はどこへ行ったのか。白い雪が降り積もる校舎にチャイムが鳴ったその時、止まったはずの時計が動き出した。薄れていった記憶、その理由は。第31回メフィスト賞受賞作。 --- 雪の降るある日、学校に閉じこめられた8人。どうやっても出ることが出来ず時間も止まっている。やがて、閉じこめられたのはどうやら誰かの心の中だということに気づき・・・。自殺した誰かを思い出すことが出来るのか、そしてここから出ることはできるのか・・・8人がそれぞれ抱えていた弱みや悩みが丹念に描かれていて読み応えがあります。 青春時代の残酷なほどに強い正義感。 いじめの加害者が時には被害者となり、被疑者が時には加害者にもなる。 読んでいる最中は切ない気持ちになったけれど、読後感はさわやか。 読み終えて、ああ、そうだったのかと伏線に気づいたり、読み返したり。 初めての辻村深月作品、十分楽しませてもらいました。 「ロードムービー」を買いに走ろうかと思います。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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