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テーマ:囲碁全般(745)
カテゴリ:【碁】プロ棋戦
いろいろ話題になっているようなので。
個人的にもっとも問題にしているのは棋士の人数。(正確な数字を挙げられないが)日本には約500人ものプロ棋士がいる。多すぎる、ということ。 以前○氏と余興で囲碁年鑑を見ながら「いる棋士/いらない棋士」選別をしたことがある。何年もひどい負け越しの棋士が多く、そういう棋士をのけていくと相当数字がしぼれていまった。自主的な引退しかない現在の制度では、敗者がいつまでも退場しない不健全な状態になっているのだ。 個人的には 1)身分保障のあるプロ棋士(ゴルフで言うシード選手)は200人程度にする。 2)それから漏れた棋士も、棋戦参加権を争う「予選会」に参加し勝ち抜けば、(1)の棋士と同じ土俵で戦える。「予選会」で権利を得るのは、例えば50名程度。 3)予選会には優秀なアマチュア(条件の例としては「過去3年間の全国大会ベスト8以上」など)や、院生上位の参加を認めるのも面白い。 4)現在は新入段の棋士のレベルは必ずしも高くないので、無条件の競争ではあっというまにフルイにかけられてシード落ちする例が多発してしまうかもしれない。それは若手育成の目的に反するので、入段から5年の特別シードなどの救済制度を必要に応じて設ける。(普及が進んで韓国のように新入段のレベルが高くなれば撤廃する) というような形がすっきりしていると思います。(絶対こうはなりませんが(^^;) 賞金を分け合う人数が減ることで、優秀な棋士にはそれに見合った収入を与えられるというメリットもあります。また棋戦参加件をかけた予選会は、レベルはともかく「見て面白い」ものになる可能性もあります。(J2の昇格争いみたいなもの) nipparatさんも書いておられるように、競争原理を働かせることによってプロ棋士のレベルが上がるだけでなく、真剣なレッスンプロの増加・普及活動の活性化も期待できます。既得権を奪う改革を、棋士自らの手で行なうことはかなり困難だとはおもいますが、できるだけフェアで合理的な競争が行なわれるようになってほしいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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