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テーマ:乳ガ~~ン(1222)
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今日の午後、粒子線治療の話を聞きに神戸は元町へ行ってきました。
昼過ぎにJR元町に着き先ずはお昼ご飯。JR高架下の大黒さんへ。 私は500円のづけ丼を、同行のS氏は580円のお刺身定食をいただき、まだ時間があったので、播磨屋ステーションで珈琲とおかきを頂きました。 さて、粒子線治療ですが、 比較的新しいガン治療の一つで、入院も手術もせずに治療するため、高齢で体力的に手術が出来なかったり、自営業で仕事をしながらの治療を希望したりする場合に非常に有効です。 その粒子線治療には2つあり、一つが陽子線治療でもう一つが粒子線治療です。 この2つ合わせて全国にこの治療ができる施設は10件有るか無いかで、その内重粒子線が出来るのは3ヶ所です。 その3ヶ所の中でも、兵庫県立粒子線医療センターは唯一その両方の治療が出来る施設です。 この兵庫県立粒子線治療センターの前院長・名誉院長の菱川良夫先生がさらにこの治療の可能性を広げるために鹿児島のメディポリス指宿のがん粒子線治療研究センター(平成23年4月開始予定)のセンター長として活躍されています。 その菱川先生に「粒子線治療とは?今後の研究の見通し等々」について忙しい中講演していただきました。 粒子線治療は患部を動かないように固定しないといけない為(放射線が患部以外に照射されないようにがん病巣の位置を1mmの精度で特定・実施します)内臓のがんや乳がんの治療としては使えないと言われてきました。 しかし乳がんは現在、日本女性の悪性腫瘍羅漢率で第1位となり、今後も若齢化して増加することが予測されています。 そこで患者一人一人の型を取り、オリジナルのコルセットのようなもので固定することで粒子線治療を乳がんの治療にも使えるように研究されているそうです。 再発がんについても条件が合えば治療できるように成ってきているとの事。 1:一般の放射線治療に較べて副作用や後遺症がほとんど無く 2:手術をしないため治療後の社会復帰に時間がかからず 3:手術に耐えられる体力が無い高齢者の治療も出来る そんな粒子線治療にも弱点があります。 1:健康保険が適用できないため治療費が個人負担となる(約300万円) ただし先進医療として行えるので混合診療で受けることが出来ます。 2:まだまだ知られていないことと、健康保険診療ではないため、 通常かかっているお医者さんから勧められることはほとんど無く、 「知っている人が受けられる医療」と呼ばれています。 早く広く認知され、誰もが受けられる治療となることを望みます。 Field-KitchenDO亭は人気blogランキングに登録しています。 皆様の一押しが書き続ける励みになりますので、どうぞ応援よろしくお願い申しあげます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
おひさです!
重粒子線治療、少し知ってます。 何百万するようですね。。。 でも、ガンの種類、箇所によっては出来ないとも聞いたのですが、実際はどうなんでしょうか??? (2010/05/13 02:14:02 PM)
uraboonさん
>重粒子線治療、少し知ってます。 >何百万するようですね。。。 >でも、ガンの種類、箇所によっては出来ないとも聞いたのですが、実際はどうなんでしょうか??? ----- レスが遅くなってゴメンやで。 やっと続きを書けました。 本文にも少し書きましたが、全てのがんに有効なわけではありません。患部を固定できないといけないので、今後も内臓のがんの治療には向かないようです。 再発がんや転移がんについても幾つかの条件をクリアしないといけません。 ただしまだまだ新しい治療法で、今のどんどん研究されているので十分今後に期待出来ると思います。 (2010/05/23 10:44:11 PM) |