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Qingxiangの日々的話話

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2006年03月29日
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カテゴリ:中国武術
この日、“水曜レディースデー”を利用して観に行ってきました。
映画を劇場で観るのは、基本的に1年に1回も無い私ですが、なにせりー・リンチェイ(世代的にジェット・リーというイメージではない私←汗)最後の武術映画ということと、テーマが興味深いので、劇場でちゃんと観ておいた方が良いと思い、フトコロがとても痛いのを押して行ってきたわけです。
入れ替え制だったため1回しか観る事ができませんでしたが、可能であればケチな私のパターン“朝から夜まで粘ってできるだけ回数を観る!”を是非是非実行したかった作品でした。

感想や好みはどんなものでも必ずあり、この作品とて例外ではないわけですが......
個人的な感想としては、
良い作品だと思います。

泣きました。
観賞しながら、涙が何度もあふれてくるのを止めることができませんでした。

「武術家とは、かくあるべき」ということを実感させられる作品でした。

一人の武術家が、己の人生を通して「武徳」をみずからの人格の中に獲得し、心身ともに“武術家”として生涯を閉じる。
「武林」「武徳」というものをこれほどしっかりと、かつ理解しやすく描いた作品は武侠作品数あれど、そうそうお目にかかれるものではないと思います。

中国武術の世界ではとかく「武徳」という言葉を耳にしますが、日本ではその詳細はどちらかというとあまり学習されておらず、私自身も経験値や多少の知識に頼っているのが現状ということろです。
中国の武術学校や体育大学の武術専攻科などではきちんと学べるはずですが、そういった環境も資料もやはり「中国で、中国語にて」ばかりです。
これを機会に、改めて武徳をちゃんと“学習”しなおしたい、しなおすべきだと強く感じるようになりました。

リー・リンチェイにとってこれが“最後の武術映画”となるのは、今後アクションものや武術アクションの作品に出ない、という意味ではなく、これら「武林」や「武徳」について武術家を描くことにおいて、彼は今作で表現したいことをやり遂げた、という意味合いのようです。
武術アクションが今後の彼の俳優キャリアに出てきたとしても、それは「武侠片(武侠映画)」であって「武術映画」ではないということでしょう。
武術アクションが出るから「武術映画」というわけではない、といってもよいでしょうか。
そういう意味では、伝統であると表演であるとを問わず、一人でも多くの武術にたずさわる方々には触れて欲しい作品と言えます。


ところで。

エンディングの主題歌、日本公開版では差し替えられていて物議をかもしておりますが、私も本来のオリジナル主題歌の方が好きです。
まだ聞いたことのない方は、↓からストリーミングで試聴・視聴できますのでチェックしてみてください。
歌詞も作品を反映しているので、作品と一体のものとして差し替えずに公開していただければ最高だったのに、ということが残念でありません。

■「霍元甲」歌:ジェイ・チョウ(周杰倫)

■「霍元甲」歌:ジェイ・チョウ(周杰倫)ビデオクリップ





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最終更新日  2006年04月10日 14時10分47秒


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