黒茶屋交通の便がちょっと悪いがぜひ訪れていただきたい。 あきる野という自然に囲まれた静かな場所にある。素晴らしい門をくぐり 大きな水車を眺め、昔庄屋だったという息を飲む程の立派なお店だ。思わず 自分の格好はこれで良かったかと少し慌てる。 大小様々な部屋、いくつかの離れ、の中で自分達の当てられた部屋に 案内をされる。廊下も柱も全ての木が心地よい。 春にはフキノトウ、こごみ、たらの芽、春しめじ、のらぼう...、 夏は初夏の筍、鮎...、秋はナラタケ、クリタケ、ホウキタケ等々の きのこ類約50種、冬ではゆり根、自然草、むかご、岩茸、そして地酒 「喜正」をいろりで温めたものが味わえる。 コース料理になっており、炭火焼と朴葉焼の2つにそれぞれ山菜料里が つく。4500円から7500円まで各3.4コースに更に分かれている。私達が 行ったのは2年前なのでどのコースだか忘れてしまったが献立が残っている ので紹介しておきます。ちなみに4月でした。 御献立 食前酒 :自家製古梅酒 三種盛り :のびる味噌、沢蟹甘露煮、姫筍、蚕豆 小鉢 :胡麻豆腐 甘味 :百合根の梅尾煮 和え物 :のらぼうの和え物 小吸い物 :わらび、二輪草 焼き物 :炭火焼料理、又は朴葉焼と川魚塩焼き 焚合 :赤こごみ有馬煮、筍土佐煮、里芋、木の芽 酢の物 :うるい、たらの芽、こごみからし酢味噌 揚げ物 :じゃがいも大葉巻、雪の下、またたびの芽 田楽 :地こんにゃく味噌田楽 食事 :筍ご飯又はよもぎうどん、汁、香の物、 果物、菓子:オレンジ、おやき 廊下を歩く際、厨房が見えたが女の方が多く働いていた。サービスして 下さる方も女の方ばかりだった。どの人も非常に気が付き、感じが良く、 丁寧である。料理が美味しいのはもちろんだが、周りの自然や庭、家屋、 提供して頂ける人々も含め何度も通いたくなるお店だ。 残念なのは交通の便が悪いのと、隣室と襖1枚なので宴会でもやられると 雰囲気は完全にぶちこわしになる。 ぜひ予約して行ってみて下さい。 姉妹店の「燈々庵」「井中居」も素晴らしかったです。 黒茶屋 042-596-0129 東京都あきる野市子中野167番地 営業時間 11~21時(LO:20時) 定休日 火曜日(祭日は営業) 4.5.8.10.11月は無休 電車:五日市線「武蔵五日市」よりバスで「西小中野」下車、徒歩2分 車 :中央道の八王子インターより40分 |