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2007.05.14
カテゴリ：１億Σ世紀 （銀河編）
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 【一億Σ聖記】◆ 第九話 ◆ 反量子銀河の亡国ＴＯＲＯＹＡ国の滅亡 一億Σ聖記の初頭旧ＴＯＲＹＡ共和国の以後の「帝政」を牛耳る陣営を決定する最後の民主制国営選挙があった。多くが選挙棄権するのが日常化していた時代であった。 この日に行われた国営選挙も、選挙投票率はやはり過去最低の投票率で、新憲法法案が承認可決され、賛成政党であるＴＯＲＯＹＡ帝政党が協力宗教与党の圧倒的な選挙強制動員で、勝利を納めた。「選挙速報」もいつもの国営放送からＮＥＴ配信されていたが、大きく異なる事件である事が数分後に、全国民に伝わる事となった。 「今回の国民総選挙の結果を持って、我が国家は６０年ぶりに国家元首である「皇帝陛下」の完全な帝政国家へ復古した。」「同時に、選挙結果を尊重し、全ての旧国民の自由選挙参政権を剥奪し、改めて「皇帝陛下」が任命する「元老院」が選出する帝国国家軍の軍人および元老院議員のみに、「徴兵令ならびに特別選出選挙挙行命令」を与える物である。なを、この決定に対して、如何なる人員の不平不満ならびに如何なる反抗行為あるいは扇動行為に対しても、「皇帝陛下」反逆罪を適用し、無裁判にて処刑できる権限を｢帝政警察局」へ与えるものである。 未来を決定する選挙は、始まりは一見これまでの無意味な政治ショーの 趣で選挙演説戦が始まった。しかしこれはさりげなく、そして巧妙に仕掛けられたのだ。そして、選挙当日には、それまでの投票とは全く異なった状況が出現した。 全ての業界のセレブ（上流階層）が大半、支持政党へ投票したのである。この選挙投票へ出かける人物達のなんと洒落た衣装であったろうか。まるで演劇でも鑑賞にでも行くがごとくの人だかりと華やかさであった。ここへ参加しない連中、あるいは反逆者予備軍（すなはち下層階層へ落ちる階層）は、いつもの汚い衣装で投票所まで足を運んだが、あまりの場違いに大半引き返し、結局投票しない者や出来ない者も多くでた。全ての投票者と投票議員名は実は正確にＬＯＧが電子化されて撮影されていた。電子エンピツが使われていた。ここで、投票できたものは自動的に将来の社会への参加の権利を試されたのである。永久無選挙権階層（労働者階級）は自動選択されてしまったのである。 政党制から元老院制へ変わるとき、自ら犯した曖昧さという欠点に家族を挙げて憤る連中もあったが、後の祭りであった。 ２２世紀にはこの「帝政復活」を成立させた粉飾された選挙は、「セレブ選別選挙」と呼ばれたのであった。 但し、この帝政化に際して「同時に「戦闘優位、非平和主義憲法」へ強硬的に変更したことで、隣国スパルテイラ国家の侵略を受け簡単に、１０年と経たないで、滅び国民は奴隷化した。 まさにそれは、隣国が仕組んだ「破滅の」木馬であったのだ．．．。 ＜惑星映像「土星」から「平和の輪」ワンショット＞   ＜映画「ＴＲＯＹ」から名場面＞                    ＜世界遺産「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂 」from WISDOM＞  お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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