ロースハムのヒミツ
日本でハムと言えば、ロースハムですよね。 ロースといえば豚カツによく使われる部位です。 でも、このロースハムって日本固有のハムなんですよ。 実は、ボクは最近このことを知りました。 恥ずかしながらてっきり、世界で創られているハムだと思ってました・・ 世界では、豚のモモ肉を使って作るハムがメジャーです。 デラセラで作る自家製日本一大きいハムもモモ肉で作ります。 ロースハムが作られるようになったキッカケは、大正10年に 第一次世界大戦が終わり、敵国だったドイツの捕虜が日本の収容所に連れてこられた 捕虜の中に、ドイツで食肉加工の経験があったアウグスト・ローマイヤ氏がいました。 ローマイヤー氏は、当時捨てられる肉片を食べられるように工夫しました。 こうして日本独自のロースハムが発明されたのです。 この当時、ロースハムに使われるロースは用途があまりなく横浜・中華街にロースの 処分を出していたそうです。う~ん、もったいない話ですね。 そこで、ローマイヤー氏は「良い方法はないか」と検討して ロースの長細いかたちをハムにするのは食べにくく、難しく、「丸くしたらどうか」と、思いついたのだといいます。コレがロースハムが丸い形をした理由です。 食べやすく丸くしたハムを、ローマイヤ株式会社創業当初は『ロールドハム』と呼んでおり、後に『ロースハム』に名前がかわりました。今でもローマイヤ株式会社のロースハムラベルには『ロールドハム』と書いてあるそうです。また、ロースハムが従来のハムと異なり、独特だったのは、「スモークだけでなく、ボイルしてあること」。「ソーセージもハムも、普通は加工しないと食べられませんが、日本人の好みに合わせて、そのまま食べられるように、ひと手間加えて製品化したんです。これが、手軽な“洋素材”として、爆発的にウケたそうです」もともと脂の少ない背肉、ロース肉を使い、さらにボイルすることで、日本人好みのさっぱりめの味になったということもあるそうです。滑らかであっさりしていて、しかも、すぐ食べられるロースハム。これが日本のものと聞くと、意外なようで、実にしっくりきませんか。デラセラでも、大きいハムと一緒にロースハムやベーコンを作る時もあります。やっぱり、食品添加物や保存料、着色料を一切使わないデラセラのハムは美味しいです。これって、自画自賛だ~~