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カテゴリ:子育て
妻も私もいつもより帰宅が遅かったので、夕食は外で食べた。
たまに行く大衆食堂で、子連れでも入りやすい店だ。 食事をしていると、1歳ぐらいの女の子とその父親と思しき男性が入ってきた。 すると食堂のおばちゃんが子供用の小さな椅子を持ってきた。 それを見た妻が、「子供用の椅子を置くようになったんだね。まゆが小さかった頃は椅子持参で来ていたよね。」と言った。 この食堂へは娘がかなり小さい頃から来ていたが、確かに以前は子供用の椅子がなくて自分たちで持って来ていた。 私たち家族がきっかけで置くようになったのかもと思った。 しばらくすると、その女の子がぐずりはじめた。 母親が恋しいうえに空腹も手伝ったのだろう。 父親は必死に女の子をなだめようとするが、なかなか機嫌が直らない。 「ママはお仕事なんだよ」という言葉も聞き取れた。 その光景は、少し前の自分たちのように見えた。 私はその男性に、「がんばれよ。誰もが辿ってきた道だよ。」と心の中でエールを送った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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