|
カテゴリ:カテゴリ未分類
私の親父は10年ほど前に事故で頚椎を損傷してしまった。
一時は全身麻痺だったが、奇跡的に通常の生活ができるまで回復したのだが、手足の痺れや痛みに悩まされ続けている。 そのほかにも糖尿病や心筋梗塞なども経験して、最近は一日中寝床にいることが多く、寝たきり一歩手前といったところまできている。 その親父が風邪で苦しんでいるというので、昼過ぎに様子を見に行った。 早朝5時頃病院に連れて行き、薬を飲んでからは寝続けていて、呼びかけてもほとんど反応が無かった。 熱を測ると39.5℃もあった。 妻の勧めで再び病院に連れて行くことにした。 親父の体を起こすと、パジャマは汗でぐっしょりと濡れていたので、着替えさせることにした。 親父のパジャマを脱がすと、親父はオムツを付けていた。 わが子のオムツを替えたことはあっても、親父のオムツを替えたのは初めてだった。 親父は点滴を受けてから家に帰り、ようやく意識がはっきりしてきた。 人間は人生の最初と最後にオムツのお世話になる。 なんだか不思議だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.05.30 21:21:42
コメント(0) | コメントを書く |