カテゴリ:カテゴリ未分類
2. トリプトファン光分解によるH2O2生成
トリプトファンは蛋白質の近紫外領域における吸収の主成分であり、活性酸 素生成の点からとくに興味がある。トリプトファンの光分解生成(TP)の1つ であるN-ホルミルキヌレニン(N-Formylkynurenine:NFK,図3)は光増感 物質として働くことが示されている。NFK光増感反応によって生成される活性 酸素は、主に1O2であろうことが、ヒスチジンの酸化がD2O中で増強されるこ と、N3-によって保護されることから結論された。さらにO2-生成も高pHにお いて示唆された。トリプファンの光分解においても、SOD添加にとってH2O2生 成が上昇することからO2-の生成が示された。H2O2の生成はNFKの類似化合物 である2-アセチルホルムアミド光増感反応においても認められた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 17, 2009 01:37:01 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|