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■Dr. S・Jの前回の記事■「口腔ケアを軽く考えている人、考え直しましょう」
こんにちはチーム・デンタルアルケミストの Dr S・J です。 関東地方もやっと雨が上がったかなと思いつつも、 地面がぐらぐらと揺れたりして、なんか落ち着かない日々ですね。 この間、4歳のお子様がいらっしゃいました。 お口の中をみると、最近ではなかなか見ることのない、多発性のカリエス (ほとんどの歯が虫歯に侵されていて、かなりが根っこだけになってしまっている状態) で、なおかつ、上の歯肉からまだ生えてくるべきでない永久歯の一部が歯肉を突き破って出てきており、 また、普通の歯の数より多い過剰歯と考えられる歯が、 歯の生える方向と逆向きに前の歯肉から突き出ていたりと、お口の中はてんやわんやの状態なのです。 軽症な時期であれば、ちょっとした治療ですんだはずが、 重症な状態になってしまっている現状では乳歯のみならず 明らかに永久歯にもトラブルを抱えているのが予測できます。 (歯および歯周病関係に関しては、内臓などの病気とは異なり、 そのままでは元の様に治るということが無いということを理解しておいてください。) いまさら、こうなってしまったものを、お母さんを責めてもしかたないのですが、 よくよくお母さんに伺えば近くの歯医者さんには定期的に通っていたとのこと、 もし、これが事実とすれば、我々歯科医の功罪といわざるを得ません。 歯科医についてもランクわけされているわけではないので、 もし、どこもみんな同じだと思われている方がいらっしゃれば それは大間違いですよ といっておきましょう。 歯数、顎の成長、咬み合わせ、歯並び、発音などそのお子さんにとっては一生関わってくる問題なのです。 もちろん、我々はチーム・デンタル・アルケミストとして、 さまざまな引き出しをだしながら、最善の方法を提供できればと考えております。 (教訓:上記のように重症になると保険でできることは行いますが、 保険の範囲内ではまかなえないことが多分に出てくると思います。 ひどくなる前に治療しましょう。) 理想を簡単にお話しておきます。 歯(口腔内)が健全な状態のうちに、信頼のおける歯医者さんで 定期的に口腔内の管理をしっかり行い、虫歯が出来やすい環境なら、 出来難い環境を家族ぐるみで作る予防的方法をおこなうべきなのです。 この家族ぐるみというのは非常に大事な事で、 一人だけ注意していても、家庭内で虫歯菌が感染するのです。 (歯周病菌なども同じです) 予防的方法に関しては、予防ということでほとんどが保険適応外ですが、 各種あり、個人個人に合わせて計画していくものです。 詳細はご相談ください。 これからも、我々チーム・デンタル・アルケミストのメンバーは日夜精進し、 よりレベルの高い治療を皆さんに提供できるように、努力していく所存です。 ◇タナカ歯科クリニック◇ http://tanakadental.fte.jp 03-3940-8241 --------------------------- ブログ担当 月曜 Dr. Jaw 火曜 Dr. Kid 水曜 Dr. Baby 木曜 Dr. Jaw 金曜 Dr. S・J 土曜 Dr. Kid 日曜 Dr. S・J/Dr. Baby --------------------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.10.22 00:50:48
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